私の地元にある八幡宮では毎年10月中旬から1ヶ月程「菊花展」が行われています。
ここ最近イベント的なものが中止になることが多いですが、先日側を通りかかった際、展示の準備をしている様子が伺えたので足を運んでみました。
京成電鉄のすぐ線路脇にある神社は、車窓からもその様子を伺うことができるので、訪れるタイミングを図るにはとても便利です。
踏切を渡ると銀杏並木の参道が続いています。この菊花展が終わる頃になると、沢山の実が落ちて独特な匂いに包まれます。
苦手な方も多いと思いますが、幼少の頃から近くに住んでいたため、この匂いを嗅ぐと秋の深まりを感じます。
では、今年の作品を見ていきましょう。
例年に比べると数が少ないものの、いろんな色の花が目を楽しませてくれました。
今回も新調したばかりのマイクロレンズ「Nikon NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S」で目一杯寄って見ました。
丸く咲く花はとても柔らかそうで、思わず触りたくなります。そんな質感を見事に捉えています。
花の中心部だけを切り取ってみると、何か別の生き物のようにも見えます。
引いて見るのと寄って見るのでは大違い。マイクロレンズは1つの物をいろんな物に見せてくれる面白さがありました。
レンズを標準ズームの「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S」に戻し境内を散策します。
木によってバラツキはあるものの、銀杏も黄色く色付いていました。参道にある随神門の朱色とのコントラストがとても綺麗です。
銀杏の色づきが始まったとなれば、絶対に見ておかなくはならない木が八幡宮にはあります。それは本堂右脇にある「千本公孫樹」と呼ばれる大銀杏で指定樹齢1200年と言われています。
色づいた木を楽しみに本堂まで進んだものの、この木だけはまだ緑の葉で一杯でした。少し残念な気もしましたが歴史ある老木が他の木に負けない位、青々と元気な姿を見せてくれている事に嬉しくも思えました。また日を改めることにします。
自宅に帰りPCで撮影データを整理していたら、数年前に撮影した千本公孫樹の写真が見つかりました。
Z7と同じ4575万画素センサー搭載の「D850」に超広角ズームの「AF-S NIKKOR14-24mm F2.8 G ED」との組み合わせで撮影したデータ。改めて見返してみても、細部まで捉えている見事な解像力です。
それにしてもベース感度64のニコン4500万画素機は本当によく写ります。間も無く発売のフラッグシップ機も楽しみで仕方ありません。