中判デジタルカメラというと、どのメーカーのカメラを連想するでしょうか。
やはりパッと思いつくのはフジフイルムやペンタックス。ハッセルブラッドやフェーズワン、ライカなどは少し「通」な世界な気もします。
今回はそんな中判カメラのなかで『LEICA S3』を使う機会があったので撮影してきました。
ちなみに中判デジタルの読み方はメーカーによっても違い、ライカは「ミドルフォーマット」で、「45 x 30 mm」 というセンサーサイズは少し大きめ。
ボディもレンズもモンスター級のライカ「S」シリーズ。手に余る気満々ではありますが早速写真を振り返ってみます。
「Leica (ライカ) アポエルマー S180mm F3.5」
撮っているときには「なんだかよく写っている気がする」という認識くらいですが、家に帰ってモニターで確認したときにその描写の高さを実感出来ます。なんというか、凄まじい「生々しさ」です。
「Leica (ライカ) アポエルマー S180mm F3.5」
このホームの奥行きのたっぷり感。大きいセンサーサイズの写りは何よりもこの「空間力」だと思います。
レンズは「Leica (ライカ) アポエルマー S180mm F3.5」を使用。
手振れ補正などの機能はないため、手持ちでは厳しいかと思いつつの撮影でしたが意外に大丈夫。
ずっしりとしたウェイトが手振れを抑えるのに一役買ってそうな気もします。
「Leica (ライカ) スーパーエルマー S24mm F3.5 ASPH. 」
何の捻りもない俯瞰のカットなのですが、カメラの力だけで成立させてしまいます。
こちらは「Leica (ライカ) スーパーエルマー S24mm F3.5 ASPH. 」
ガラス越しなんですが、隅のほうまできっちり写りすぎていて思わず声が出ます。歩行者のディテールは勿論、影の立体感まできっちりです。
「Leica (ライカ) エルマリート S45mm F2.8 ASPH. CS」で撮影。
明暗差を考えて少しアンダーに撮影したのですが、しっかりと光が回ってくれました。全体的な柔らかさやボケ感といい、光が滲んでガラスの擦り傷が見える「具合」まで目に引っ掛かる部分がなく、あまりにさらっと見れてしまう画作りの良さに驚きます。
「Leica (ライカ) アポエルマー S180mm F3.5」
「Leica (ライカ) アポエルマー S180mm F3.5」
「Leica (ライカ) アポエルマー S180mm F3.5」
中判カメラを使っていて、本当に驚く描写をするのは中望遠~望遠レンズを使ったときだと思います。
さきほども触れましたが、空間表現、画の「厚み」があるからピント面とボケの表現が違って見える気がします。個人的にも好きな焦点距離なので使う比率が偏ってしまいます。
「Leica (ライカ) アポエルマー S180mm F3.5」
「Leica (ライカ) スーパーエルマー S24mm F3.5 ASPH. 」
「Leica (ライカ) アポエルマー S180mm F3.5」
というわけでスナップ撮影してきた「Leica (ライカ) S3」。個人的にもとても貴重な体験が出来ました。
プライベート使用で購入するにはハードルが高いかもしれませんが、その価格に見あった素晴らしい描写力。
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この描写、味わってみたい!と思われた方、ぜひ。
「Leica (ライカ) スーパーエルマー S24mm F3.5 ASPH. 」