横に長いフォーマットの写真をご紹介する横長写真同好会、
今年も写真がまとまってきたため1年を通して撮影した写真と横長写真の魅力についてご紹介したいと思います。

昨年の活動が気になる方はぜひこちらもご覧ください。

【タイムズフェス】横長写真同好会 GFX50Rで65:24編

今回ご紹介する65:24のフォーマットはGFXシリーズ、そしてHASSELBLAD Xシリーズのカメラで撮影することが可能です。

今年は気合を入れて、横長写真の神髄を極めんとする姿勢でXPan用レンズを手に入れ、GFX50Rに装着し愛用していました。
その使用感はこちらから。

FUJIFILM GFX 50R + HASSELBLAD XPan 45mm F4

まずはご紹介したXPan用のレンズを使用しての一枚。
夏の入道雲と言えば高く昇るのをイメージしますが、この日は横に伸びていつもとは違った迫力がありました。
この瞬間を残すためにあるのではないかという4:3や16:9では表せないような独特の画角が好きです。

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FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR

出かける際、一面が霧だった時の一枚。
映画『ミスト』を思い出します。恐ろしい怪物が出てこなくてよかったです。

GF 50mmはGFX用レンズの中でも非常にコンパクト、頑張れば通勤鞄に入れることも出来ます。
GFXユーザーの方にはぜひ手に入れていただきたいレンズです。
ここからは持ち歩きつつ何気なく撮影した写真をご紹介します。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

粒状感を出すことが出来るグレインエフェクトを使用しています。
夕暮れ前の陽の光に当たった少しくすんだような白の表現がきれいです。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + + Kenko ブラックミスト No.05

何気なく撮影したものが、後から見返すとすごく好きな写真だったということがあります。
その瞬間が特別だったと後から気付くためにはなにかしら記録が必要で、そのためにもカメラを持ち歩いて特別かもしれない今を存分に残したいと思います。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

クリスマスのおとも…ではなくこちらは近所で飼われている鶏さん。
朝早くからその鳴き声で筆者を起こしてくれます。
いつも朝早くからありがとう、もう少しゆっくり起こしてくれても良いのですよ。と画面越しに念を送っています。
コントラストAFしか搭載されていないGFX50Rですが、金網越しのショットもスムーズにピントを合わせてくれます

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

ハイライトとシャドウ部のコントラストを抑えてくれるソフトフィルター、ブラックミストを愛用しています。
露出をあげて少し白トビさせた時の質感とクラシックネガとの相性が好みで重宝しています。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

その瞬間を撮ることを優先するか、ゆっくり水平をとることを優先するか、いつもとても悩みますが、横長写真を撮りたいと思う気持ちを大切にして本能のまま撮るようにしています。
そのためこちらの写真は斜塔のようになっていますが、鳥が飛び立つ衝撃で斜めになったことにしておきましょう。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

夜、足元を照らす照明に図らずもライトアップされた落ち葉。
浮かび上がった葉脈がきれいで、良いものを見つけた！とよろこんで帰宅しました。
明暗のはっきりしたシーンでもラージフォーマットセンサーがしっかりと包み込んで豊かな階調の画を出してくれます。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

ここまでの写真は何気なく心揺さぶられたときに撮影したもの。
いつでも好きな時、面白いものを見つけた時にカメラを取り出して撮影する、スナップ写真は本当に楽しいものです。
何かに出会わなければ記録することも出来ないという一期一会の写真、いつでも持ち歩くことが出来るカメラが筆者にとってのベストカメラです。

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FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

コロナの影響で、外出を散歩に留めていた筆者ですが、落ち着きを見せてきた先月ごろに少し足を伸ばし遠出をしました。
イチョウ並木くらいでしか紅葉を感じていなかった筆者でしたが色づく里山に心洗われました。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

車窓から何気なくシャッターを切ったのですが何かの折れ線グラフの様になっていました。
見切れた先は右肩上がりのはずです。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

食べられなさそうな実だと思っていたら、鳥が止まりいくつか咥えて去っていきました。
彼らにとっては貴重な食糧だったようです。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

木がうまくつながりました。
65:24の写真を縦に繋げて組写真にも利用できそうです。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

振り返ってみると今年一番写真を撮ったのは秋でした。

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FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR

少し前に訪れた松島。
岩のように小さな島から、まさに「島」という存在感のある島まで260ほどの島が点在します。
観光船から島を眺めるだけで気分が高まります。
ここではGFレンズの光学性能を遺憾なく発揮させるためブラックミストは外し撮影しました。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR 

松島のなかで1つ貰えるならば候補に入れたいほど好みな形の「鐘島」
洞窟状になった部分に波が打ち寄せると金のような音が聞こえるそうです。

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FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR 

基本はクラシックネガのフィルムシミュレーションとブラックミストフィルターを使用していますが、シンプルな形のものを見るとフィルムシミュレーションをアクロスに変えモノクロで撮影したくなります。
写真は綺麗な形の入道雲、夏が恋しくなります。
左側に部屋の照明が写り込んでいる事に気がつきましたが、UFOということにしておいてください。
綺麗な形の入道雲を見つけると、ついそれに集中してしまい、飛んでいる虫や鳥、UFOなど写り込んでしまうことが度々あります。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR 

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR 

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR 

他のカメラで撮影したモノクロとは一味違う、ACROSのフィルムを忠実にシミュレートした階調、コントラスト。
シーンに合わせて使いたいフィルムシミュレーションです。

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FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R WR + Kenko ブラックミスト No.05

最近食べて一番感動した安納芋の天ぷらの写真を〆に。
天ぷらはパッと見て全然熱くなさそうなのですが勢いよく食べると舌が溶けそうになる不思議な食べ物です。
今回も例に漏れず舌をやけどしました。

一年間撮り溜めた物を見返しながら、ご紹介したいものを選んでいたのですが、ついつい長くなってしまいました。
旅や散歩、料理や動物まで工夫次第で写真の楽しさをおしえてくれる65:24のフォーマット。
新鮮さを求めて撮影するようになりましたが、全く飽きる気配がありません。

来年も再来年も横長で撮影できるカメラがある限り横長写真同好会は不滅です。
みなさまの横長写真ライフが良いものになりますように。

今回使用した機材はこちら。 50mmとセットでお楽しみください

冬のコーディネートにもマッチするおすすめのストラップです。

中古商品はこちらから。

少々工夫が必要ですが65:24はXシリーズでもお楽しみいただけます。