【Canon】今年の締めくくりは一眼レフとLuxuryレンズ
気づけば今年もあっという間に終わろうとしています。年齢を重ねるごとに時間の経過の早さに驚かされます。
今回は、12月に入ってから撮った冬の写真をご紹介させていただきます。明るい気持ちで新年を迎えたい、という自身の思いからあえて比較的明るい雰囲気のあるものを選びました。使用機材はCanon EOS 5D MarkⅣとEF50mm F1.2L USMの組み合わせです。
自宅の花です。ピークを過ぎて元気がなさそうです。絞りを開放にして全体的に柔らかい描写になるようイメージして撮りました。このレンズ特有のボケやふんわり感が、赤い花の表情をより引き立ててくれています。
冷たい風が吹く中、自宅付近を歩いてみました。この日はきれいな冬の青空が見事に広がっていました。自衛隊機が基地に戻るところです。ここの航空自衛隊の基地にはいわゆる戦闘機の類いのものはないので、このクラスの航空機の音はさほど気になりません。むしろこの日も飛んでいた大きな輸送機の離陸時のいかにも重たそうな騒音のほうがかなりのものです。
秋の写真ではありません。自宅近くの大きな公園に行った時のものです。公園全体はもはや葉っぱの輝きがなくなっているのがほとんどで、葉がすべて落ちている木もかなりありました。そんななか、このエリアだけまだ元気に色づいている木がありました。何らかの理由で紅葉が遅れていたのでしょうが、12月になってもこのような光景に出くわすなんて嬉しい驚きでした。
とはいえ、木全体を見渡すとやはりピークは過ぎていました。季節がら当然ですね。撮り方によってはかなり印象が変わってしまいます。なんとか葉のきれいな部分を切り取ろうと50mmのレンズで寄ったり引いたり、あるいは立ったりしゃがんだりして良い位置を探しました。開放F値 1.2でちょっと寄り気味で撮るとこんな感じになります。ピントの合っているところの前後が大きくきれいにボケました。写真映えのする葉っぱの色あいが一瞬、冬の寒さを忘れさせてくれるような1枚です。
最後は家の中での一枚。これも絞り開放です。イルミネーションがすっぽりと指の間に収まっていますが、実際にはつかんでいません。ツリーの細い枝に米粒ほどの電球がひも状に巻きつけられているのですが、それが大きくボケてたまたまこのようになりました。一眼レフカメラのファインダーを覗いている時点ではこのような結果になることがわからない分、時に驚きや喜びが大きくなります。もちろんその逆もしかり。写真撮影の面白さが感じられる1枚だと思います。
あと少しで2021年が終わります。振り返ってみると今年も昨年に続いて外出を控えることをはじめ、心配ごとが多々ありました。でも時計の針が止まることはありません。どこであれ、なんであれ、それが面白いと思えばカメラを使って記録する。そんな小さな楽しみがあることに感謝しながら過ごした1年でもありました。2022年もそんな楽しみが継続、できればより広がる世の中になってほしいと心から願っています。1年間、ありがとうございました。