【RICOH】GRⅢとGRⅢxで撮り比べてみる 前編
気付けばあっという間に年末になり、2021年が終わろうとしています。
そんな今日は、RICOHのGRⅢとGRⅢxを使って撮り比べてみた写真と、使ってみた感想を前編後編に分けて紹介していこうと思います。前編では2つのカメラの画角の違いと、GRⅢで撮影した写真を紹介します。
12月のよく晴れた日にGRを2つ持って、キャンプに出掛けてきました。筆者はGR自体触るのが初めてだったのですが、何枚か撮影するうちに気づいたのがGRは片手で操作することに長けているカメラだということ。
最初は何故この位置にボタンがあるのか…となっていましたが、撮影をしていると構えて露出を操作して…という動作が全て片手で完結できることに気付きました。
なにか撮りたいものがあった時に、小さいボディをポケットから出し素早くシャッターを切れる。電源を入れてから撮影できるまでの時間も短いので、シャッターチャンスを逃さないカメラだと思いました。
そんなGRですが、2つのカメラの画角の違いはGRⅢは35mm換算で28mm。GRⅢxは35mm換算で40mmです。
〈GRⅢで撮影〉
〈GRⅢxで撮影〉
こちらの2枚の写真はそれぞれのカメラを持って、同じ場所同じアングルから撮影した写真です。
そばに立っていた木を見上げる形で撮影したのですが、比べてみると画角の違いが分かりやすい写真になりました。GRⅢはまわりの木も写りこんでいるのに対して、GRⅢxは木の一部分だけが切り取られています。
〈GRⅢで撮影〉
〈GRⅢxで撮影〉
こちらも同じ場所から撮って比べてみた写真です。画角の違いは感じますが、遠景になると先ほどの木の写真程は大きな違いはない気がします。GRⅢはザ・広角で景色の広がりを感じますが、広角ゆえに写ってほしくないもの(手前の建物等)まで写ってしまうことがあります。GRⅢxだと広角と比べると景色が切り取られているので、手前の写りこみを気にすることは少なくなるのではないでしょうか。
〈GRⅢで撮影〉
〈GRⅢxで撮影〉
こちらは同じアングルからというのはできなかったのですが、同じ被写体をマクロモードで撮影しました。
マクロモードはGRⅢでは撮影距離範囲がレンズ先端から6~12㎝。GRⅢxでは12~24㎝。マクロモードにすると、遠景ではピントが合わなくなるので要注意です。マクロモードにするとかなり寄れるので、被写体にグッと近づいて撮影します。GRⅢの写真だとよくわかるのですが、近くの被写体にピントを合わせると後ろが綺麗にボケてくれます。逆光で撮影して玉ボケを作ることもできます。マクロモードで撮影すると、これまでで最も違いを感じにくいように思います。
こちらの3枚はGRⅢで撮影した写真です。
区画サイトでのキャンプで、カメラからテントまでの距離が結構近かったのですが、広角レンズのおかげでテントの全景を撮ることができました。
そして今回泊まったキャンプ場には、なんとみかん畑があったのです!天気もいいし、ちょうどみかんの時期なので、思う存分にみかん狩りを楽しむことができました。たくさんみかんを狩って、たくさんみかんの写真も撮ったので、後編でもみかんは登場することでしょう…。
長々と語ってしまいましたが、前編はそろそろこのあたりで終わりにしようと思います。後編もお楽しみに。
↓今回使ったカメラはこちら↓