【Leica】M10-Pでパワースポット巡り 前編
新年あけましておめでとうございます。
本年もマップカメラをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
さて、筆者にとって新年最初の投稿になりますので、縁起の良い場所の写真を掲載させていただきます。
訪れたのは千葉県香取市にある「香取神宮」です。平安時代の神名帳にも記されていた3神宮の1つ(残り2つは三重県の伊勢神宮、茨城県の鹿島神宮)で2600年以上の歴史を持つと言われており、県内でも有数のパワースポットです。
JR成田線の佐原駅からバスで約15分。但し平日のバスは日中3便しかなく、公共交通では少々向かいづらい場所にあるため、歴史とご利益ある神宮でも人影は少なく、ゆっくり散策する事ができました。
大鳥居を進むと石灯篭が並ぶ参道が続きます。所々に色の異なる真新しい灯篭もありますが、歴史を感じる厳かな参道です。
本日も機材は静音シャッターの「Leica M10-P」。玉砂利を踏む音しか聞こえない静かな参道でも気兼ねなくシャッターが切れます。
本殿前の楼門も立派な作り。さすが全国に400社ある香取神社の総本社です。
楼門をくぐると本殿に到着です。
徳川5代将軍、綱吉公によって造営されたという現在の本殿は、黒漆塗された重厚な作り。鮮やかな朱塗りの楼門の直後に見るとより引き締まって見えます。
その中に施された装飾や特徴ある檜皮葺の屋根など細かな所をカメラは繊細に捉えてくれました。
訪れたのが昨年末だった事もあり、大祓を受けることができました。
大祓とは身に付いてしまった罪や穢れを取り除く儀式で、清らかな気持ちで新年を迎えられるようにすると言われています。
まず形代と呼ばれる人形の紙を購入し、それに自身の名前や住所を記入。形代で身体を拭った後、息を吹きかけ本殿前の芽の輪を順番どりに通り本殿へ納めます。
途中、自身の穢れを拭った形代と一緒に本殿を写してみました。接写が苦手なライカ機ですが、形代の形をしっかり残しながら綺麗にボケました。柔らかな輪郭を見ていると何かが乗り移っているかのようにも見えます。
本殿のすぐ前には大きな杉の木が御神木として植えられていました。
もう数ヶ月もしたら恐怖以外の何者でもない杉の木ですが、花粉の無いこの時期ならゆっくり拝むことができます。
上の方に目をやると綺麗に日差しが当たり神々しく見えました。
来た参道の横道に進むと経津主大神の荒御魂を祀っているという奥宮にたどり着きます。
本殿ほどの立派さはありませんが、伊勢神宮御遷宮の際の古材を使用し建立されているとのこと。由緒ある神宮同士の深い繋がりを感じます。
境内にはまだ紅葉している木も残っており、様々な色で目を楽しませてくれました。
最後に訪れたのが「要石」です。石の柵の隙間から見えるのがその石で、地中深くまで伸びている石の一部と言われています。
利根川の対岸、茨城県の鹿島神宮にも同じく要石が祀られており、この2つで古くから大地震を起こすと言われている巨大ナマズの頭尾を抑え地震の発生を抑えているとの事。
ここ最近、有感地震が増えているので、しっかりお参りしたいと思い、続けて鹿島神宮に向かうことにしました。
鹿島神宮へは最寄りの香取駅からJR鹿島線で4駅。まずは駅まで約2Kmを歩きます。
道中は里山風景が続いており、何故か懐かしい気分にさせてくれます。駅近くの神社の案内看板で知ることになるのですが、この辺りは古くから多くの古墳が点在していたとの事で昔から人々が生活していたことが伺えます。まさに神宮の歴史を裏付ける風景です。
列車は2時間に1本。スマホで調べた時刻表を見ながら先を急ぎます。
香取駅に到着しました。自動券売機の代わりに乗車駅証明書発行機なる機械が置かれている無人駅です。
簡単にすり抜ける事ができる改札口に不安も感じますが、神様の目の前ではそんな不正をする人はいないという事なのでしょう。
次回、鹿島神宮編は2週間後に。