【Voigtlander】のくとんさんぽ 50mm F1.2
Voigtlanderから発売されているNOKTONシリーズはF1.5以下の明るいレンズにつけられる総称です。
1月26日に50mm F1が発売されるまでではありますが、同社のフルサイズ用レンズの中で最も明るい一本と「のくとんさんぽ」をしてきました。
50mm F1.2と言われるとどうしても初代ノクティルックスが思い浮かべられますが、それとは良い意味で反対の一本です。
線はしっかりとし、メリハリが効き、かなり現代的な印象。
確かに解像力は高いですが、後ろの並木のフリンジや階調に優しさを感じます。
開放での一枚。周辺減光は多めながら、レンジファインダー用レンズという性格上ピント合わせで困ることはありません。
被写体を際立たせるために一役買ってくれているような気さえしてきます。
後ボケも非常にスムーズ。
特に補正等はしていませんが、収差もかなり抑えられているように感じます。
硬いものは硬く。艶やかな物は艶やかに。
個人的な意見ではありますが、ガラス製品を美しく撮れるレンズは良いレンズだと思っています。
「透明」の表現をもっとも手軽に試せるのがガラス製品だからかもしれません。
友人と共にカフェに来た際の一枚。
ナナカマドの様な赤い実にフリンジが混ざりなんとも不思議な一枚に。
近接性能は同社のVM-Eクローズフォーカスアダプターで担保し、テーブルフォトも出来るレンズに早変わり。
F1.2の為寄りすぎるとボケ過ぎてしまうのでほどほどに・・・
最後は明け方の川を。
何気なく撮影した一枚でしたが、家で確認してみたところ非常に自分好みの色味が出ていました。
さんぽのおともにノクトンを。
今回はNOKTON 50mm F1.2とお届けしました。