冷え込む夜の帰り道、東京駅にちょっと寄ってみました。
この日に用意したのはLeica Q2モノクローム、モノクロに特化したライカのコンパクトデジタルカメラです。
東京駅は1908年に建設が始まり、6年半の歳月をかけて1914年に完成しました。
東京の玄関口として、昔も今も多くの人で行き交う駅となっています。
煉瓦と鉄筋で作られた3階建ての左右に巨大なドーム屋根をもつ洋式の駅舎は日本銀行本店などの設計を手掛けた建築家・辰野金吾が設計しました。
この巨大な駅で使われている煉瓦は、埼玉県の深谷から運ばれたものだそうです。
行き交う人の流れに合わせて、ドーム下にある石造りの床を撮影してみました。
夜間の撮影なので厳しいシャッタースピードですが、被写体が少しぶれることで動きのある写真を撮ることが出来ました。
交番に止めてあった自転車に焦点を当ててみます。
使い込まれた自転車の質感をLeica Q2モノクロームは白黒に落とし込んでいきます。
タクシー乗り場の天井が鏡のようになっていて、止まっているタクシーが対のようになっていたのでシャッターを切りました。
駅舎はもちろん、それ以外にも撮影ポイントがあるのが東京駅の魅力です。
皇居の方へ向かう御幸通りも、夜の時間帯は静かでした。
Q2モノクロームの28mmのレンズが奥に向かって並んでいる敷石のリズム感を捉えます。
高いところから1枚撮りました。
上から見ると駅前のバス・タクシーの乗り場が東京駅の正面を避けるように複雑な曲線を描いているのが分かります。
正面に戻って近づいて撮影してみました。
夜の時間帯はライトアップがされているので、昼間と違った表情をしていました。
いつもの帰り道のいつもと違う夜の景色。Q2モノクロームで撮影してみませんか。