本日、2022年3月6日は東京マラソン2021の開催日です。スタート地点が都庁という事もあり、当店の周辺エリアがいつもよりも賑わっております。(昨年実施予定の大会が延期となった為、”2021″のようです。)
毎年2月~3月にマラソン大会が多いことも影響するのか、この時期は早朝や夜間にランニング・ジョギングをされている方を多く見かけます。著者もそのうちの一人で、休日や出勤前の早朝にランニングで汗を流しております。
(以前は何度かフルマラソンを完走致しましたが、最近の目的は専ら体型維持…。いつかは東京マラソンにチャレンジしてみたいなぁ……。)
ランニング中は荷物を最小限に抑えるため、ランニングポーチにはスマートフォンとゼリー飲料のみ。朝6時前に家を出発し少し経過すると、綺麗なグラデーションの朝焼けが目の前に広がります。そしてその光景を見るたびに思うのです。
「あぁ、こんなときにカメラを持っていれば…。」
ランニングポーチにはスマートフォンが入っている為、ポーチから取り出して写真を撮る事もあるのですが、写真を趣味として楽しんでいる立場からすると、なかなか満足する描写に辿り着くことができません。そもそもランニング中なので、走るのを止めてポーチからスマートフォンを取り出して撮影する……という一連の動作がやはりストレスになってしまうのです。
「ポケットに入るくらいの大きさの高画質なカメラがあればなぁ…」
ありました…。
その名もSONYのRX0 II (DSC-RX0M2)、2019年に発売されたコンパクトデジタルカメラです。前機種のRX0 (DSC-RX0)よりも若干大きくなりましたが、それでも132g(バッテリー・microSDメモリーカードを含む)ととても軽量。ウインドブレーカーのポケットに入れて軽く走ってみましたが、ストレスなく走ることができました。耐衝撃性能(2.0mの落下耐性)も優れている為、ポケットから取り出す際に誤って地面に落としてしまっても問題ございません。
スタート地点でまず1枚。胸の高さから地面を撮影致しました。ランニングシューズは東京オリンピックの開幕1000日前を記念してつくられた限定のモデル。シンプルなデザインながらもソール側面に紙吹雪をイメージしたプリントが施されており、お気に入りの一足です。
フルサイズ換算で24mmとワイドな画角の為、日常の風景を記録するにはちょうど良いです。また、ソニー独自開発の全画素超解像ズームにより画質の劣化を抑えつつ最大2倍(フルサイズ換算 48mm)までズームすることができる為、被写体を強調したいシーンでも活用することができます。
スタートから10分程度経過し、少しずつ明るくなってきました。画像処理エンジン「BIONZ X」の搭載により自然な立体感があります。広角レンズ特有の周辺の歪みも抑えられており、好印象です。
センサーはメモリー一体1.0積層型Exmor RS(R) CMOSが採用されており、SONY機でおなじみのアンチディストーションシャッターは本機でも健在。動く被写体における動体歪みも感じられません。
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せっかくなので他の撮影シーンでの写真もご紹介致します。
これだけコンパクトだと登山などのアウトドアシーンでも重宝します。こちらは秋の高尾山にて。
写真を撮らない友人と登山に出掛ける際は、相手のペースを乱さないよう極力軽快に撮影したいところ。軽快さの観点で言えば本機を上回るカメラはなかなか見当たらないのではないでしょうか。
レトロな自販機を見かけましたが、価格はしっかりと現在の相場になっておりました。こちらはISO 1000で撮影致しましたが、まだ余裕を感じられます。
132gの小さなボディにもかかわらず、しっかりとSONYの技術が集約されている事を実感致しました。
コンパクトなボディがもたらす様々なシーンへの汎用性はもちろんの事、WEBカメラとしての使用や別売りのレリーズケーブル「VMC-MM2」を用いてミラーレスα機とのデュアルカメラでの同時撮影など拡張性にも優れており、1台所有するだけで幅広い撮影シーンに対応することが出来ます。普段使いやアウトドア用途のコンパクトなカメラをお探しの方へはもちろんの事、α7シリーズ等を所有されている方へのサブカメラとしてもおすすめです。
小さいからと言って侮ってはいけません。
4K動画の機能や液晶モニターのチルトがご不要な方には前機種のRX0 (DSC-RX0)もおすすめです!