野鳥撮影にもついに鳥認識AFや鳥瞳AFなどが搭載され、その快適性向上は留まる所を知りません。
NikonはZ9、CanonはEOS R3、R5、SONYはα1、α7IV、OLYMPUSにもE-M1Xが鳥検知AFがあります。
フルサイズ機に機能が搭載されているメーカーがほとんどですが、超望遠撮影には有利なマイクロフォーサーズ機のフラグシップ機にも搭載されており、各予算、中古ならばよりお買い得に野鳥撮影ができる環境が整ってきました。
しかしながら、そういった特別な機能は無くとも圧倒的追従力を誇るカメラは様々なメーカーから発売しております。
今回は、ファインダー内のフォーカスポイント全てがクロスタイプセンサー105点を有する、Nikon D6で撮影を行いました。
【Nikon D6 + AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR】
― 1/1250秒 ・ F6.3 ・ ISO1250 ・ 490mm ―
【Nikon D6 + SIGMA 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA TC-2001】
― 1/800秒 ・ F8 ・ ISO1250 ・ 1000mm ―
【Nikon D6 + AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR】
― 1/1250秒 ・ F7.1 ・ ISO1250 ・ 560mm ―
AF-S 180-400mm、2倍テレコンを装着したSIGMA 500mm F4、どちらもAFの合焦速度は早くとても快適でした。
テレコン装着後でも合成F値が5.6以下の組み合わせであれば、大きめの野鳥がフレームインしている際は、オートエリアで十分合焦してくれます。
さらに、テレコン装着後の合成F値が7以上~8以下の組み合わせの場合、クロスセンサーでの測距点は中央1点になりますが、
制約はそれのみです。AFポイントに被写体が合えば、筆者の使用感としてはとても快適でした。
【Nikon D6 + AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR】
― 1/1250秒 ・ F5.6 ・ ISO1250 ・ 420mm ―
【Nikon D6 + AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR】
― 1/1250秒 ・ F5.6 ・ ISO1250 ・ 420mm ―
【Nikon D6 + AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR】
― 1/1250秒 ・ F11 ・ ISO1250 ・ 560mm ―
3枚目はシルエットになってしまいましたが、拡大してみると毛並みが解像していました。
【Nikon D6 + AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR】
― 1/1250秒 ・ F5.6 ・ ISO1250 ・ 560mm ―
【Nikon D6 + AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR】
― 1/1250秒 ・ F5.6 ・ ISO1600 ・ 560mm ―
【Nikon D6 + AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR】
― 1/400秒 ・ F9 ・ ISO1600 ・ 560mm ―
今回もNikonが誇る圧倒的AFと画像処理、FL・EDレンズを採用した超望遠レンズに圧巻される撮影となりました。
一眼レフ機でもトラッキング性能が十分に高く、ミラーレスに応用されると、様々な被写体を検知するようになりました。
今回、Nikon D6が一眼レフカメラで、初めて光学ファインダー内で人物の瞳AFを搭載しました。
一眼レフ機で様々な被写体を検知して瞳など捉える時代がくると思うと・・・想像するだけで楽しみになります。
レフ機もミラーレス機も好きな筆者としては様々な機能に出会える楽しみは膨らむばかりです。