私が初めて使ったカメラは1インチの小さなミラーレス一眼です。
一眼レフと言えば、携帯電話に付いているカメラでは出すことのできないような被写体が際立つ立体感。なめらかなボケ感。そんなカッコいい写真が撮りたくて、知識のないなままに小さくて持ち運びに便利という理由から購入しました。
実際使ってみると、確かにきれいでボケ感もある…しかしどこか物足りない、自分が思い描いていた立体感のある写真が撮れませんでした。
しかし初めてのカメラ、愛着が湧かないわけがありません。国内は勿論の事、海外旅行には必ずお供させ、家族の思い出もたくさん撮ってくれました。購入から数年たった今でもまだまだ現役です。
センサーサイズという言葉を知ったのはその数年後になります。
センサーサイズの小さなカメラのメリットは何より小さくて軽量なこと。
私はSONYのコンデジのラインナップを見て大きな衝撃を受けました…
私に衝撃を与えたカメラ、それはSONYのCyber-shot RX1RM2です。フルサイズながら私の相棒の1インチちゃんよりはるかに小さい…コンデジとミラーレス一眼を比較するのもおかしな話ですが、コンデジでフルサイズ。そして小型に軽量、実際に触ってみても驚くことばかりでした。
そんな感動と驚きの中、SONYのCyber-shot RX1RM2と共に渋谷の夜にスナップに行った時の写真をブログに綴ります。
私が向かったのは宮下パーク。宮下公園が大きく生まれ変わって、さらに若者に愛される街になっていました。
改築されたのはずっと前から耳にしてはいましたが、中々見に行く気にはなれませんでした。
新しいものが苦手な私は慣れ親しんだ渋谷がどんどん成長を見せているという事実に目を背けてしまっていたのかもしれません…
しかし今日の私は一味違う。なぜなら私はフルサイズセンサーを搭載したコンデジを持っているから!
サイバーな街にサイバーなカメラ。持ち主の私がイカしてない理由が見つかりません。
元々宮下公園と言えばスケーターの聖地でしたが、宮下パーク内にもフェンスと照明に囲まれたスケボー場がありました。
白いアスファルトの上を軽やかに滑る姿は表現しがたいカッコよさがありました。
だからと言って私もカッコよさでは負けてはいません。なぜなら私はフルサイズセンサーを搭載したコンデジを持っているから!!
宮下パークへ向かうために登った陸橋、新しく立ったスクランブルスクエアが輝いていました。
シャッタースピードを下げて、ブレないように陸橋の手すりに置いて撮影。
普通のサイズの一眼レフをこんな陸橋のど真ん中で構えていたら、なんだなんだ?と観衆の目が気になるところではありますが、すれ違う人は誰も気に留めていませんでした。人目を気にしがちな私にとってはそこもうれしいポイントです。
「渋谷のイカした若者に絡まれたらどうしよう・・・」そんな事で怖気づきません。なぜなら私はフルサイズセンサーを搭載したコンデジを持っているから!!!
夜はビルの光や車のライトでまた違った姿を見せてくれる渋谷。私が渋谷に通っていた頃とは大分変ってしまいましたが、夜になると近未来の都市のように輝きだす渋谷が上京勢の私は大好きでした。今や渋谷は思い描いていた近未来都市そのもの。まさにサイバー世界。
急成長していく渋谷、置いて行かれないために必死だった私はもういません…なぜなら私はフルサイズセンサーを搭載したコンデジを持っているから!!!!
流石渋谷。ストリートスタイルとは切っても切り離せません。
ビルや看板の無数の光がストリートアートをより際立たせていました。フルサイズのセンサーは少しの光も逃しません。
しかもCyber-shot RX1RM2のセンサー用に設計された一体型のレンズなので玉ボケもたまらなく綺麗です。
それはそうとよく見かけるストリートアートですが、あの域まで達するのそれなりに練習が必要なはず…いったいどこで練習しているのでしょうか。
雑居ビルの光や電光掲示板だけではなく、ぎゅうぎゅうに押し詰められた自転車などにも都会の夜を感じます。
余談ですが、私は自転車に乗るのが好です。
早朝から晩まで、マウンテンバイクで都内を走り回った事があります。帰宅する頃には足腰が尋常じゃない痛みに襲われその場から動けず、相棒を駐輪場に預けてタクシーで帰宅したことがあります。
あれも確か夜の渋谷の街でした…。
預けていた相棒の存在を忘れ、渋谷に急いで取りに行ったときは駐輪料金が見たことない金額になっていました…。
しかし、そんな悲しい思い出も今なら笑顔で語れます。なぜなら私はフルサイズセンサーを搭載したコンデジを持っているから!!!!!
いかがでしたでしょうか。お散歩スナップにポケットに入るコンパクトデジタルカメラ。
SONYのCyber-shot RX1RM2は私の持っている手帳型キーケースとサイズがほぼ一緒です。
持ち物一つで見える世界が変わる。そんな体験を皆様も是非味わって頂きたい。そんな気持ちでこのブログを綴りました。
もし後継機が出た暁には、私は直ぐに購入したいと思います。