【SONY】この季節に咲く花(45)
寒い冬が続きますが、皆さん、どうお過ごしでしょうか。
少しずつ、日が長くなってきましたが、歳時記の上では春ですが、まだまだ、春遠からじです。
今年は、はっきり言って去年より寒いです。
去年、この頃咲いていた花が、今年はまだ咲いておりません。
しばらく暖冬の季節だったので、例年通りの冬に今年は戻ったのではないかと思っています。
と、思いながら自然公園に探しに行きました。
撮影はいつもの装備、SONY α7RIV ILCE-7RM4Aに
TAMRON 150-500mm F5-6.7 DiIII VC VXD A057S (ソニーE用/フルサイズ対応)を付けて、おこなっております。
今回は、本当に寒い中咲いて、白さが際立って目立っていました「サザンカ・山茶花」です。
演歌にも童謡にも出てくる花です。
日本固有で原種は白花です。
名前の由来は、中国名の山茶花(さんさか)が転訛したものです。
椿と良く似ていますが、開花期が異なる事と椿は散るとき雄しべが合体した筒型で花が丸ごと落ちますが、
「サザンカ・山茶花」は、一本ずつ離れていて花びらがバラバラに散っていきます。
これが、葉っぱです。
椿の葉に似てますが、先端が窪んで、枝に毛が多いです。
花が咲いていない場合、この特徴で判別します。
「サザンカ・山茶花」の園芸品種です。
名前を「勘次郎」と言います。
現在もっとも多く栽培されている品種です。
花びらがバラバラに散っていきます。
写真を撮っていた時、突然、顔を出したメジロが蜜を吸い始めました。
この真冬には、食べ物が少なくなるので蜜を求めたメジロやヒヨドリを呼び寄せ、効率的に花粉を運んでもらって
受粉する花なので鳥媒花(チョウバイカ)と言われてます。
ちなみに、椿が実から絞って椿油をつくりますが、サザンカも実から絞った油をカタシ油と言います。
【参考文献】
改訂版散歩で見かける街路樹公園樹 庭木図鑑 葛西愛(著)三省堂
フィールド・ガイドシリーズ23 葉で見わける樹木 増補改訂版23 (小学館のフィールド・ガイドシリーズ)林 将之 (著)出版社 : 小学館
樹皮ハンディ図鑑 梅本浩史 出版社 : 永岡書店
葉っぱで見わけ五感で楽しむ 樹木図鑑ネイチャー・プロ編集室 (著, 編集), 林 将之 (監修, 写真)出版社 : ナツメ社
『樹に咲く花 離弁花2』高橋秀男・勝山輝男監修、茂木透写真 山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉
花木・庭木 (フィールドベスト図鑑4巻)西田 尚道 (著)出版社 : 学研プラス
色分け花図鑑 椿 桐野 秋豊 (著)出版社 : 学研プラ
まだまだ、寒い日が続きますがお体に気を付けて、フォトライフをお過ごしください。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。