春です。
盛大なくしゃみをしながら部屋の掃除をしていたら、しばらく使っていなかったカメラが目に入りました。
一時期、もうこのカメラだけでいい!と思っていたほどに愛用していたカメラなのに。
動き回るわが子を余すことなく撮ろうと思った私が違うカメラを手にして以来、相棒の役割を休んでいたカメラ「SIGMA (シグマ) DP3 Merrill」
久しぶりに手に取ってみるとやっぱりこの小ささに惹かれてしまいました。
2つある充電器をひっぱりだして沢山ある電池を充電していきます。その間に少しだけ写真を振り返ってみることにしました。
最近で使ったのはもう去年か一昨年の春の日のようです。
「DP Merrill」を知らないという方に少しだけ説明すると「ものすごい解像力が良いけれど感度は低めで使うのが前提のようなカメラ」
コンパクトデジタルカメラなのでファインダーもありません、モニターも現代のカメラと比べたら解像度はやっぱり低め。
モノクロならまだしもカラーで使うならISO感度は200が限界。でも独自センサーの「Foveon」が出す画のリアル感にハマってしまうと抜け出せないユーザー続出。というカメラです。
ハイライト耐性が少しふつうのカメラより低めな気がします。順光でバリバリに写すこの「DP Merrill」
そのせいで私はこのカメラのことを少し誤解していたというか。
光が回って全体的に白っぽく。真逆光すぎてオーバーしてしまった太陽を除けば、こういう画も出せるんだと思いました。
もっと色んなシチュエーションで使ってあげれば良かったなと後悔した一枚です。
このカメラで撮っていると「現実はそんなに鮮やかなこともないけれど、よぉく見てみればそれはそれでとても綺麗だよ。」
と言われているような気になります。もちろんこのカメラだって鮮やかで綺麗な風景を切り取ります。
ほら、こんな風に。
最近手にいれば肩掛けポーチの小さなポケットに充電されたバッテリーを一つ、二つ。(一つ二つじゃバッテリーも全然持たないのですが)
ストラップ金具にピークデザインのアンカーリンクスを通して、いつでもストラップを付けられるように準備します。
また私に一人の時間が飽きるほどに出来た時、このカメラも一緒に電源が点かなくなるその時まで使い倒してやろうと思ってたことを思い出しながら。
ひとまず、春がきて桜が咲いたらまた君の出番。
メインで忙しなく働くカメラのそばで一枚一枚。ゆっくりのんびり。