かねてよりモノクロ動画に興味がありました。
その理由はおしゃれだという事、これにつきます。
しかし果たして、これ程難しい事も無いのではないかと思います。
なんと言っても、普段は動画の雰囲気づくりをフォローしてくれている「色」が無い。
(時にはルックが合わず悩ませられたりもしますが…)
よほど強い力のあるモノクロで無ければ、カラーで撮るよりも魅力的な動画にならないのではないかと悩み続け、気が付けば既に半年ほど経っていました。
なぜ今までこのカメラを手に取らなかったのでしょうか。
そうです。Q2モノクロームです。
華やかな東京の夜から色を抜いて、残ったのは形と影だけ。
慣れないモノクロに四苦八苦しながらも、何とか形にしてみました。
実写を見てみると、露出を下げれば下げるほど冴えわたる「黒のソリッドさ」がたまりません。
こんな黒見たことない、と終始驚きの連続でした。
いたずらにコントラストを締めるだけではなく、グラデーションを確保した上での滑らかな暗部表現はクセになりそう!
また、フットワークの軽い本機なら、動画撮影がメインの時でも積極的に写真を撮りたくなります。
目的地への移動がてらスナップした写真を掲載します。
動画の時は三脚なしだとブレが目立ちますが、夜景写真なら何の問題もなく手振れ補正が“止めて”くれます。
タッチパネルや電源オンオフの反応も良く、細かいところまで気配りの行き届いたカメラだと感じました。
モノクロ愛好家の方におすすめです。