【Voigtlander】あえてデジタル?やっぱりフィルム?①
レンズの味に着目して作られた【NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM】
現行品でありながらオールドレンズのような写りをするこの面白いレンズをミラーレスにつけたり、フィルムカメラにつけたりして遊んでみました。
今回はデジタル編【NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM】×【SONY α7RIII】です。
昭和に実在した銭湯を移築した施設にて、高い天井の窓から差した光がタイルに反射して全体的に明るい空間なので絞って撮影してみました。
タイル絵の筆跡もよく見えます。
どちらも比較的明るい室内です。ボケが面白いので奥行きのある構図でついつい撮ってしまいます。
白いロープや光の当たっている銀色部分にわずかな収差がでています。
ここは暗い室内でしたが、青モミジの鮮やかさを目立たせるために絞って撮影。
よく見るとピントが甘いのですが、絞った時のシャープさが少しでも伝わっていれば…
ここからは絞り開放で撮影したものを載せていきます。
なめらかな描写で被写体の雰囲気をより醸し出してくれます。
日焼けして淡い色合いになった被写体をより柔らかな色合いで描写しています。
背景も思い切りボケさせて、淡くノスタルジーな印象が強まりました。
曇りの屋外で撮影したものです。
このレンズは周辺減光がよく出るのも魅力の一つだと思います。
この写真が一番わかりやすく独特なボケを感じられるのではないでしょうか。
こちらはかなり暗い室内、ピントは中央のざるに合わせています。
粗さは出ますが、グラデーションは美しく立体感がよく出ていると思います。
ミラーレス一眼との組み合わせ、いかがでしたでしょうか。
今回はここまで、次回はレンジファインダーボディでの写りをご紹介いたします。