【Nikon】Z7の連写力を補うと
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『Nikon Z7』を発売日に手に入れてからもうすぐ4年目を迎えようとしています。
デジタルカメラの進化は目まぐるしく、一眼レフのフラッグシップ機が約4年毎にモデルチェンジをしていたことを考えると、もうそろそろ買い替え時かなと思ったりもします。
ただ冷静に考えて見ると4575万画素の高精細センサーに光学ファインダーと見間違うようなクリアーなEVFファインダー、ファームウェアのアップデートで対応した動物瞳AFなど、十分過ぎるスペックを有したZ7を手放す理由が無いのも事実です。
筆者は主に鉄道や飛行機など乗り物をメインに撮影をしてきました。
なので、唯一不満点をあげるとすれば、連写スピードがもう少しあると嬉しいということくらいでしょうか。
「The MapTimes」に動画の記事がかなり増えてきました。
そして、そこで目にして驚くのが動画から切り出した静止画の解像度の高さです。
動画を別の見方で捉えるとフレームレート数/秒の連写機能ですから、切り出した画像に問題がなければ唯一の不満点が解消されるということになります。
今更ながら感もありますが、パナソニックで言う「4Kフォト」的な機能で連写性能を補うべく、成田空港で撮影を試みました。
早速、動画撮影を開始します。設定は4K(3840×2160)の30p(30コマ/秒)。
空港内では三脚が使えないため手持ちでの撮影です。カメラをしっかり抑えたつもりでも望遠レンズの画の揺れを抑えるのは容易ではありません。また周囲の人の会話も拾ってしまいますが、今回は静止画用の素材ですから気にしないことにします。
試しに会話等の音を消した素材をつなぎ合わせたものにBGMを追加すると、ちょっとしたショートムービーが出来上がりました。
動画はほとんど撮らない筆者ですが、ちょっと楽しいかもと思えました。
成田空港の屋上デッキは安全のため高いフェンスで覆われているものの、撮影が楽しめるよう所々に小さな窓が設けられており、撮影はその窓にレンズを差し込んで行いました。流し撮りの範囲は限られてしまいますが、見晴らし良い所から眺める飛行機は最高です。
この日はフライングホヌ(空飛ぶウミガメ)と呼ばれる超大型機A380が久々に稼働。可愛い絵柄からは想像もできなない迫力の機体を大きく切り取ることができました。
離陸時の助走が長い大型機は、狭い窓からだと追い続けるだけでも一苦労。動画ならタイミングを図る必要もなく構図だけに集中できます。
空港での撮影後、滑走路脇の公園に移動しました。ここでも多くの方が飛行機を見に来ていたため三脚は自粛です。
最近では珍しくなりつつあるジャンボ機の離陸シーン。両翼4機のエンジンから放出される熱気をしっかり捉えることができました。
空港で見送ったフライングホヌが帰ってきました。
より大きく画面いっぱいに捉えようと、DXクロップも使用し600mm相当にしての撮影でしたが、機体が大きすぎて肝心なタイヤから上がる煙が見切れる失態を。修行が足りません。
カメラの連写機能を補う目的で使用した動画撮影。撮影した動画を見返してみると、画面が右肩上がりだったり、ファインダー内に収める技術が足りなかったりと、自身の未熟さが浮き彫りになりました。切り出した画像が想像より高画質だっただけに余計に残念です。
動画は難しいという先入観からほとんど使ってきませんでしたが、自身の撮影弱点を知るよいきっかけにもなりました。これからも本機を大切に、技術を磨こうと思います。