【FUJIFILM】ラージフォーマットで「お写ん歩」する贅沢
最近、富士フイルムのラージフォーマットがお気に入りです。
デジカメではフルサイズを多く使っていましたが、デジカメが発売される以前は中判や大判をメインにしていたこともあり、改めてラージフォーマットを使ってみたところしっくりきた次第です。
『FUJIFILM GFX 50S II』はそのセンサーサイズのわりに小型で、右手で持って「お写ん歩」するにも悪くないサイズ感です。
カバンにしまってその都度出し入れするというより、ずっと持ったまま歩くのに向いていると思います。
合わせたズームレンズ『フジノン GF45-100mm F4 R LM OIS WR』は使いやすい焦点距離で軽いので重宝します。
歩いていて発見した素敵なレリーフ。
複数人で一緒に並んでいるのが何ともいい感じです。
自分のを作ってもらう機会がもしあるのならば銅像よりレリーフがいい、などと独りごちる散歩道。
教会の脇にチャーミングな黄色いバイクが停められていました。
帰宅後に拡大してみても描写が精細で驚きます。
奥行きを表現した部分は美しいボケ味です。
雨のオムニコート脇に、籠いっぱいのテニスボールが置いてありました。
テニスに青春を捧げた身にとってはなんとも懐かしい光景で、あれもこれもと押し寄せるように思い出が一気にフラッシュバックします。
またボールを追いたくなってきました。
枝分かれする小道を見遣ると、一本だけ新しいのか杭の色が異なることに気づきます。
フィルムシミュレーションで彩度が低めの「BLEACH BYPASS」をチョイスしたところ、その杭が具合よく周囲に馴染みました。
これがもし色鮮やかだったら悪目立ちしてしまったことでしょう。
実際に見たときのイメージに合わせてアンダー目に撮りました。
雨が降る夕方ということもあり、薄暗くなってきていたのです。
花や葉の色が濃く、色彩がたっぷりとした描写に唸ります。
ラージフォーマットというだけでなく、富士フイルムならではのフィルムシミュレーションも楽しめるGFXシリーズ。
大変おすすめですので、ぜひお試しください。
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