【RICOH】『私たちの28mm』~GR II編~
2022年夏。
MapCameraは28周年を迎えました。
これもひとえに、日頃ご愛顧いただいている皆様があってこそのこと、いつも本当にありがとうございます。現在、28周年企画としてマップカメラスタッフ一押しの「ニハチ」レンズの魅力を皆様に紹介しておりますが、「28」と聞いて真っ先に思い浮かんだ「ニハチ」はRICOHの「GR」シリーズです。
そこで本ブログではRICOH担当フロアスタッフが「GR」の魅力を全7回にわたってお伝えさせていただきます。
それではご覧ください!
今回ご紹介するGR IIは、APS-Cセンサー搭載へと刷新された「GR」の2代目として2015年に発売されました。
類い稀な機動性と高画質の両立から、今でも人気の高いカメラとして存在し続けています。
コンパクトデジタルカメラでありながら、スナップシューターのメインカメラとしても、頼れるサブカメラとしても活躍できる「GR II」。
GR IIで撮った写真とともにご紹介いたします。
卓越した高画質。
普段からレンズ交換式カメラを触っていると、その画質の良さに旅先のちょっとした写真もスマートフォンではなく、カメラで撮影したくなる筆者。
しかし、撮影旅行等でない限り、なかなか大荷物を抱えて旅先に行くことはできません。
その時に活躍するのが「GR II」。
251gのボディに備わる1620万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーと画像処理エンジンにより、抜群の高画質性能と携帯性を実現しています。
共有する喜び。
旅先で撮影した写真は家に帰ってからじっくり眺めるのも良いですが、せっかくであればリアルタイムで同伴者やSNSで共有したいもの。
「GR II」からWi-Fiが内蔵され「Image Sync」というアプリを使用して、手軽に撮影した写真をスマートフォンやタブレットに転送することができます。
また、煩わしい設定もNFC対応のAndroid端末であればかざすだけで簡単にモバイルデバイスに接続できます。
GR LENS。
画角は35mm判換算28mm相当。
開放絞り値はF2.8で、絞り開放からシャープで抜けの良い描写性能が得られ、単焦点レンズの醍醐味を味わうことができます。
28mmは、広角レンズとも標準レンズともはっきりとは言えない画角。
しかしながら、この「ちょっと広めのレンズ」が旅のお供に最適なのです。
その場の情景や雰囲気をそのまま切り取ることができるので、風景だけでなく旅先で出会った食べ物や同伴者との思い出の写真など、様々なシーンで活躍間違いなしのレンズです。
もちろん広く写すだけではなく、被写体にぐっと近づくこともできます。
デフォルトの状態でレンズ先端から約30cmの距離まで寄ることができるため、ピンポイントで被写体を写すことが可能です。
なおかつ、開放絞り値がF2.8と明るく、開放からピント面はシャープなのでよりボケを活かした写真を撮ることも可能です。
アヒルをF2.8で撮影をしてみましたが、顔付近の羽根の質感や頭に付いた水滴の様などしっかりと写し撮れていることが分かります。
さらにマクロモードを搭載しており、モード変更することでレンズ先端から10cmの距離にまで近づくことができます。
マクロモードであってもAFが使用できるため、容易に被写体を大きく写すことが可能になります。
他メーカーのフィルター機能にあたるGR IIのエフェクトモードは豊富に用意されており、ボディ左側面にファンクションボタンにもなるボタンから容易に変更することができます。
まず、先代からの「白黒」、「白黒(TE)」、「ハイコントラスト白黒」、「クロスプロセス」、「ポジフィルム調」、「ブリーチバイパス」、「レトロ」、「ミニチュアライズ」、「シフトクロップ」、「ハイキー」、「かすか」の11種類から一部をご紹介いたします。
上記に加えて本機種から「HDR調」「明瞭コントロール」「光沢コントロール」「鮮やか」「人物」、そしてペンタックス独自のカラーモードだった「雅(MIYABI)」の6種が追加され、計17種類にもなるエフェクトモードからその時に応じて楽しむことができます。
また、カメラ内部でRAW現像が行え、あとからエフェクトを付与することが可能です。
小型ボディで携帯性が高いので行く先で荷物にならないカメラながら、レンズ交換式カメラと同様に使用することが出来る、まさに撮影を愉しむカメラ、「GR II」
スナップシューターのメインカメラとしても、普段からカメラを持つ方のサブカメラとしても非常に優秀な「GR II」。
おすすめの1台です。
GRをマップカメラスタッフが熱く語るブログ
次回はデジタル時代のGRシリーズ、2013年発売のGRのご紹介です。
こうご期待下さいませ。