【Leica】綺麗になった稲毛の海を散策
先日、稲毛の海浜公園が綺麗に生まれ変わったとの情報を入手。久しぶりに稲毛の海に足を伸ばしてみました。
JR総武線の稲毛駅からバスに乗り、海浜公園の入口へ。そこから真っ直ぐ砂浜を目指すと目の前に大きな桟橋が見えてきました。
これが今年の春に完成したという「The SUNSET Pier」。
船を接岸する桟橋ではなく、景色を楽しむためのデッキでカフェラウンジも併設されています。サンセットの名がつくだけあって夕日が綺麗に見えるとのこと。機会があれば、もう少し遅い時間にリトライしたいと思います。
今回も機材は『Leica M11』と『Summicron M35mm F2 ASPH. (フードはめ込み式)』。
寄っても良し。引けば見た目以上の広い景色を切り取ってくれる使いやすいレンズです。
沖にはたくさんのヨットが浮かび、さらに薄らと都心部の様子も伺うことができます。1世代前のレンズですが、古さを感じさせない安定の高画質です。
砂浜も綺麗になり、海水浴が楽しめるスペースも確保されていました。
ライフセーバーの方が水温を測ったりするなど監視も行き届いており、綺麗になる前を知っている立場からすると驚き以外何もありません。
海を監視するテントの前にはレスキューボードが。
このようなものは使用しないのが一番。砂浜の被写体として写真に収めました。
底の方は薄茶色をしていましたが寄せる波の透明感は高く水も綺麗そうです。
夏も終わりに近づくとクラゲ等が発生しますが、遊泳スペースはネットで囲まれており、安心して水に入ることができます。
砂浜手前の「磯の松原」と呼ばれていた松林の中にはラウンジがオープン。海の家とは言い難いオシャレなスペースです。
以前は野良猫しかいなかった場所が嘘のようです。
海浜公園のもう一つのシンボル「花の美術館」。
大きな温室を併設した植物園で、以前はここを目当てに海浜公園を訪れていました。
今回も予定に入れていたのですがなんと改装工事のため休館中。楽しみにしていた展示があっただけに残念です。
近くの花壇では、秋の花が見頃を迎えていたので、接写リングを使用しギリギリまで寄ってみると、とても柔らかな描写が楽しめました。
レンジファインダーの限界を超えたピント合わせはライブビュー機能を用いて行いますが、ボディを顔に押し当てて固定できない分、シビアなピント合わせでは余計難しく感じます。
案の定、ピントが甘くなってしまったので卓上三脚などでカメラを固定するなど、次回からは何かしらを工夫することにします。
稲毛の歴史を紹介する「稲毛記念館」の前に差し掛かると、唐辛子を植えた鉢がいっぱい並んでいました。
実はこれが花の美術館で展示されていたお目当てのコーナー。
夏の暑い時期に辛い物を欲するように、暖かい温室を見学した後なぜか見たくなる唐辛子。
今回は温室見学後ではありませんが、十分気温の高い日だったので無性に見たくなっていました。
他にも世界各国の唐辛子を見ることができます。最も辛いと言われる「ハバネロ」は近づくだけで刺激を感じることもあると言われています。
ここでも接写リングを付け夢中でピント合わせをしていましたが、何事もなかったのは不幸中の幸いでした。
木々に覆われた広場では、ここが海沿いの公園だというのを忘れさせます。
さらには大型テントを用いた宿泊コーナーも。グランピングと呼ばれる、キャンプの豪華版のようです。
近々サウナコーナーもオープンする予定とか。海浜公園の様変わりぶりにただただ驚くばかりです。
近くの幕張メッセでのイベント等で宿泊先を探すなら、選択肢に入れても面白いかもしれません。
植物園が休館中だったのは予定外でしたが、それを補うだけの変化を楽しむことができました。
泳ぎが得意でない筆者は、どちらかと言うと人の少ない冬の海の方が好きで、冬になったら海浜公園はどんな景色を見せてくれるのか楽しみになりました。
今度は冬の夕暮れに訪れたいと思います。