趣味の世界に付き物なのが「あの時、買っておけばよかった」と後悔することです。
SONNETAR M50mm F1.1も、そんなたくさんの後悔の中の1本です。
筆者がこのレンズに興味を持った時は中古の個体が色々なお店で流通しており、そこまで珍しいレンズというわけではありませんでしたが近年では市場でほとんど見かけないようになってしまいました。
しかし8月末にSONNETARシリーズの3本目としてSONNETAR M50mm F1.3 MCが発売。
初代のf1.1から僅かに暗くはなりましたが、SONNETARという名前で同じ焦点距離ということで購入に踏み切りました。
使用機材はMモノクローム(CCDモデル)です。本体側で露出補正を調整して撮影しています。
家を出てすぐのワンカット。
この日は夜~朝方にかけて雨が降っていましたので葉っぱが濡れた状態となっていました。
水滴の質感に関心しつつ、そのままお散歩へ。
新しいレンズを買った時の外出ほどわくわくすることはありません。
大口径レンズは開放側で使うをモットーに撮影を楽しんでいますが、「f2~4ではシャープさが向上、f4~5.6で最高レベルに達する」と記載がある通り、一段落とすごとに写真の印象が徐々に変わっていきます。
また、ゾナー型レンズの利点である小型化/軽量化でレンズ重量はなんと130g以下となっており非常に軽快に撮影を楽しめました。
小型でありながらオールドレンズのような特直的な外観は、ちゃんと存在感があり所有欲を満たしてくれます。
私の所持しているカメラはMモノクロームだけなので、カラーでの写真を見ることができないのが残念ですが別の機会に挑戦してみたいと思います。
有名なメーカーのレンズとはまた違う味わいを持つ、宮崎さんのゾナーへの並ならぬこだわりを感じられるそんな1本です。