![Bird Shooting【08:150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD】](https://news.mapcamera.com/maptimes/images/2023/01/DSCF0931-1536x1024.jpg)
Bird Shooting【08:150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD】
今年も野鳥撮影の旬である冬の季節がやってまいりました。
野鳥撮影において冬が一番なのはなんといっても候鳥、季節により住地を変える鳥、渡り鳥がやってくることです。
もちろん、季節を選ばない留鳥にも、青が美しいカワセミをはじめとする野鳥はいます。
AFの機能向上により様々なメーカーで野鳥撮影が気軽になった昨今、様々なボディやレンズで行った野鳥たちをご紹介できればと思います。
【FUJIFILM X-H2s + TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VXD】
― 1/1250秒 ・ F6.3 ・ ISO160 ・ 395mm ―
今回使用したボディとレンズは、FUJIFILM X-H2sとTAMRON 150-600mm F5-6.7 Di III VXDです。
TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VXDは2022年10月に発売された、富士フイルムXFマウント用では初の超望遠レンズです。
FUJIFILM XF 150-600mm F5.6-8 R LM OIS WRが2022年7月に発売されましたので、後を追うような形で対抗馬となりました。
このレンズが登場する前で富士フイルムで300mm以上を含む望遠レンズですと、XF 70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR、またはXF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WRでした。
X-H2sとのバランスはとてもよく、構えた状態をキープするのはそれほど苦にはなりませんでした。
【FUJIFILM X-H2s + TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VXD】
― 1/1250秒 ・ F6.7 ・ ISO1600 ・ 500mm ―
【FUJIFILM X-H2s + TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VXD】
― 1/1250秒 ・ F6.7 ・ ISO800 ・ 500mm ―
TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VXDが発売された2022年10月の数か月前後には、AF対応のXFマウント用のサードパーティレンズが数多く登場するようになりました。
純正のみならずレンズの選択肢が増えるのは筆者としても各レンズメーカー写りを富士フイルムのフィルムシミュレーションにあてて楽しむということができるのはうれしい限りです。
タムロン史上最高レベルの高速・高精度AFのVXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)は、X-H2sとの相性は抜群で、シングルポイントで狙うもよし、トラッキングでカメラ任せにするもよし、撮影者のスタイルを崩すことはありません。
フォーカスリミッターが10mを境として、「∞~10m」「10m~MOD」で選ぶことができます。
FULLでも満足して使えますが、その一瞬をさらに逃したくない方はフォーカスリミッターでその合焦速度にコミットします。
【FUJIFILM X-H2s + TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VXD】
― 1/1250秒 ・ F6.7 ・ ISO1250 ・ 500mm ―
今回の撮影地は初めて訪れたところでした。
風は強く気温も氷点下近くを示しており、顔に当たる風が痛いくらいでしたが、天候には恵まれたこともあり、ISOが上がらずに撮影できました。
ヒヨドリの鳴き声が絶えず聞こえる中で、ヒヨドリ以外のさえずりに耳を傾けながら歩き回りました。
【FUJIFILM X-H2s + TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VXD】
― 1/1000秒 ・ F6.7 ・ ISO3200 ・ 500mm ―
【FUJIFILM X-H2s + TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VXD】
― 1/1000秒 ・ F6.7 ・ ISO1250 ・ 500mm ―
帰りがけにジョウビタキに出会うことができました。今まで撮影してきた中で初めましてでした。
キレイなオレンジをしたお腹はとてもかわいらしく今回収めることができたので、とても満足し撮影地を後にしました。
昨年はフルサイズセンサーの旗艦モデルを中心に鳥の瞳AFを搭載したカメラが多く発売されました。
2022~2023年はAPS-Cやマイクロフォーサーズ機にも搭載されたモデルが続々と登場しました。
今回使用したX-H2Sは富士フイルムの旗艦モデルですが、最近発売されましたX-T5にも鳥瞳AFが搭載されております。
カメラボディは技術の向上で様々な被写体を検知し追従してくれるようになり、それに引けを取らない高速高精度のレンズが登場して参りました。
今まで野鳥撮影されていた方とってもより快適に撮影ができますし、これから野鳥撮影をやってみようと検討している方も簡単に撮影できるようになりました。
是非、お手に合う一台が見つかりますように。