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【SONY】冬の夜もα7Sとともに

みなさん、こんにちは。
今年も早くも1ヶ月が経過し、時の移ろいの早さを実感せずにはいられません。
また、今期の冬は厳しい寒さで、寒がりの筆者は外出する機会が減ったため、仕事終わりの時間を狙って写真を撮りに行ってきました。
という訳で、今回は半年前に記事にした「夏の夜はα7Sとともに」の続編として、冬の夜の風景を切り撮ってきましたので、その様子をお楽しみ下さい。
なお、α7Sの詳しい説明は前回の記事で紹介していますので、まだご覧になっていない方がいましたら、そちらも併せてお楽しみ頂ければと思います。
それでは短い時間ではありますが、お付き合い下さい。

 


 

今回使用した機材

SONY (ソニー) α7S ボディ ILCE-7S

SONY (ソニー) FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G

SIGMA (シグマ) Contemporary 45mm F2.8 DG DN (ソニーE/フルサイズ対応)

 

・・・

 

F5.6 , 1/60sec , ISO3200 (Contemporary 45mm F2.8 DG DN

 

まず1枚目は、α7Sのお家芸ともいえる広いダイナミックレンジが特徴的な写真です。
温かなハイライト部の光からシャドウ部の冷徹な陰に至るまでのグラデーションが見事に再現され、1220万画素のカメラで撮ったとは思えない奥行きを感じられます。
加えて、この様な光の乏しい環境下にも関わらず、水面の不規則な揺らぎまでもが忠実に描写されており、階調表現にこだわり抜いたα7Sの特徴がしっかりと出ています。

 

F4.0 , 1/80sec , ISO6400 (FE 70-200mm F4 G OSS SEL

 

次の写真もライトアップされた欄干のハイライト部とその影に沈むシャドウ部のコントラストが目を惹きます。
実はこの写真、大胆にもトリミングを施しています。
実際の写真では欄干と分かるように、もう少し広めに写していましたが、アール・ヌーヴォ調の曲線が美しかったため、欄干のバラスター部分だけをクローズアップしてみました。
そこで、1220万画素でトリミングしても解像感は保たれるのかと疑いの目を向ける方も多いと思います。
無論、高画素機には敵いませんが、階調性に優れるα7Sということもあり、被写体の立体感を損なわずにトリミングすることができているかと思います。

 

F4.0 , 1/100sec , ISO6400 (FE 70-200mm F4 G OSS SEL

 

こちらの写真も前の写真と同様にトリミングしています。
厳密に言えば、シャドウ部に少し粒状感が目立っているように感じますが、ハイライト部の光の表現や金属の質感、滑らかさといった部分は流石だと言えます。

 

F4.0 , 1/50sec , ISO12800 (FE 70-200mm F4 G OSS SEL

 

この写真も照明に反射した金属の質感と剥げ落ちた塗装が妙にリアリティを感じさせ、写真に物語を生んでいます。
そして忘れてはいけないのが、これが日中の明るい時間帯ではなく、夜の暗い中で撮られたということです。
ISO12800で撮影していますが、α7Sの高感度耐性への強さを遺憾なく発揮しています。
光の情報量が少ない環境下にも関わらず、これだけ想像力の広がる画を写し出せることに改めて驚かされました。

 

F4.0 , 1/50sec , ISO12800 (FE 70-200mm F4 G OSS SEL

 

さて、東京の夜景と言えばこの建築物を取り上げないわけにはいきません
東京タワーは古くから東京のイメージとして定着し、日本人は元より世界各国のツーリストの定番撮影スポットとなっています。
特に冬の時期は空気が澄みわたり、クリアな視界で光豊かな東京の夜景が撮れるため、ツーリストの多くがその雄姿を写真に収めています。

また余談ですが、前回の記事でも東京タワーを写した写真を掲載しました。
比べてみると夏と冬ではライトアップの仕方が変わっているのに気が付くと思います。
夏は涼しげな白を基調とした「メタルハライドランプ」、冬は温かなオレンジを基調とした「高圧ナトリウムランプ」を使って光を演出しています。
現代では主流となったLEDライトを使用していないのには少々驚かされましたが、古くから東京の街を包んできた光を大事にしている証なのでしょう
こう考えてみると、その土地の歴史を大切にしながら光のデザインに尽力されている石井幹子氏の照明デザインの凄さを実感するとともに、森羅万象全ての事には意味があるという深い真理に行きつきました

 

F4.0 , 1/40sec , ISO12800 (FE 70-200mm F4 G OSS SEL

 

余談が長くなってしまいましたが、この辺りで話を戻したいと思います。
写真は東京の街を縦横無尽に貫いている首都高速道路です。
首都高速道路は東京の狭い土地空間を縫うように走っており、カーブが多いため、夜に撮影するとまるで光の川のようです。
筆者はRAWデータで撮影した上で、現像を行なっているのですが、1220万画素のRAWデータは12~16MB程度の軽い容量で構成されるため、現像処理もスムーズに行うことが可能です。
加えて、α7Sの撮影データはハイライト、シャドウともに粘りがあり、各露出パラメーターを動かしても極端な白飛びや黒潰れが生じにくいため、RAW現像が初めての方にとってもうってつけのカメラだと思います。

※処理速度はパソコンの性能により左右されるため、ここではあくまでデータサイズが小さく扱いやすいという意味合いで記載させていただいてます。

 

・・・

 

F5.6 , 1/60sec , ISO4000 (Contemporary 45mm F2.8 DG DN

 

2枚目の写真では綺麗な流線型を描いたアール・ヌーヴォ調の欄干を紹介しましたが、今度は直線と幾何学的模様が特徴的なアール・デコ調の壁面がありました。
こちらの壁は部材と部材との間にLEDライトが縦に配置されており、間接照明としてダイナミック且つ柔らかな光で壁面を包み込んでいました。
また、室内ではメカニカルシャッターの大きな音は少しはばかられることもありますが、α7Sはサイレントシャッターが搭載されているため、周りの目を気にせずに撮影を楽しむことが可能です。

 

F2.8 , 1/60sec , ISO3200 (Contemporary 45mm F2.8 DG DN

 

冬の夜の楽しみといえばイルミネーションでしょうか、それともライトアップでしょうか。
そうした議論が毎年繰り広げられているのをよく耳にします。
イルミネーションは樹木や建物などにLEDライトを直接取り付け、そのものの姿かたちを照らしますが、一方でライトアップは樹木や建物などを上下左右から照らし、そのものの輪郭を浮かび上がらせます。
どちらも闇に幻想的な景観を浮かび上がらせますが、みなさんはどちらが好みでしょうか。
ちなみに筆者はというと後者のライトアップの方が好みです。
理由はライトアップの方が光と影とのグラデーションがきれいに映し出され、非日常的な空間へと誘ってくれるからです。
そして、α7Sも階調豊かな描写を得意としており、筆者好みの画を意図したように写し出してくれるところにまた惹きつけられます。

 

F5.6 , 1/40sec , ISO12800 (Contemporary 45mm F2.8 DG DN

 

最後は満月とオブジェです。
満月の夜にオブジェが月に照らされているかのようにライトアップされ、幻想的な空間が広がっていました。
この場所は屋外ですが、見方を変えると室内の展示室のような場所でピンホールライトが展示作品を照らしているかのようにも見え、色々な想像が膨らむ面白い写真に仕上がりました。
こうしたライトアップやイルミネーション、そして空気の澄んだ日の夜景を堪能できるのも冬の夜の醍醐味です
そして、その夜の強い味方になってくれるのがα7Sなのです。

前回の記事でも紹介しましたが、α7Sはフルサイズセンサーを搭載したカメラとしては小型軽量なので、仕事のバックなどにも忍ばせておくことができます。
筆者のように仕事帰りや学校の帰りに気軽に夜景撮影を楽しむのもいいかもしれません。
是非みなさまもこの冬の夜をα7Sとともに過ごしてみてはいかがでしょうか。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事がみなさんの好奇心を刺激し、そして購入のきっかけの一助となれば幸いです。

それではまたお会いしましょう。

 


 

▼ 今回使用した機材はこちら ▼


[ Category:SONY | 掲載日時:23年02月04日 12時00分 ]

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