連載中の「カメラを愉しむ」vol.80は、「春旅に連れて行くカメラはQ2で決まり!京都編」をご紹介いたします。
3月に入り少しずつ寒さも和らいでくるとやりたくなること、それが『春旅』。
前回は北陸編をお伝えいたしましたが、北陸から一気に京都へ移動!クロップ撮影を活用することで撮影機材を大幅に減らすことができる私がお気に入りの旅カメラ「Leica Q2」とお財布をバッグにいれて、福井県から国道161号線を琵琶湖沿いに車を走らせます。
琵琶湖の湖畔を2時間程度走り、大津市から比叡山を通り京都に到着。
本当はいろいろなお寺を参拝したいところではありますが、この日はひな祭りということもあり観光客で非常ににぎわっておりましたのでいつもとは少し違うルートで散策してみたいと思います。
東山七条といえばハイアット リージェンシーや、三十三間堂、京都国立博物館などとてもにぎわうエリア。
まずは「法住寺」に訪れました。こちらのお寺は身代わり不動尊とも呼ばれ、あらゆる災厄から、身代りとなってお護りくださると言い伝えられているとか。
そして修学旅行などで参拝された方も多いのではないでしょうか。三十三間堂にやってまいりました。
京都に来ると必ず立ち寄りたくなるスポット、この日はひな祭りということもあり参拝が無料公開されておりました!
撮影したい被写体によってボタン一つでクロップ撮影ができるのもLeica Q2の良いところ。
初代 Qよりも画素数が大幅に向上しており、クロップをしても繊細な高画質がお楽しみいただけます。
クロップ撮影のできるコンパクトデジタルカメラは他社でもいろいろ販売されておりますが、クロップした時だからこそ気になるのが「ボケ味」です。Leica Q2のとろけるような自然なボケはクロップで使っても非常に好印象。積極的にこの機能を使いたくなります。
Leicaを使っているといつも不思議に思うことがあります。
他社のカメラを使っているとこのような明暗の強いシーンだと「ダイナミックレンジの設定を変更しよう!」とか「露出補正が」とか考えたりします。そうしないと雲の部分が白とびを起こしたりと理想の色味にならないからです。
しかしLeicaのデジタルカメラ全般でいえることですが、目で見たままの風景が細かい設定はしなくてもそのまま画になる。だからこそ旅も楽しめるし、撮影も細かいことを気にせずに気軽に思い出を残せるのだと思います。
少し遠くの場所におりましたので、クロップを最大75mmまで引き上げて撮影してみました。プリントなどをせず、SNSなどで使用するのであれば十分な画質で撮影できていると思います。
いろいろ試してみましたが、私の許容範囲としては50mmまでが一番Leica Q2のおいしい部分を使える印象を受けました。
堂内の素晴らしい1001体の仏像をお見せできないのが非常に残念ではありますが、これからの桜のシーズンにぜひ足を運んでいただきたいスポットの一つです。幼少期に見た光景、そして今見る光景。同じ場所でもその印象は大きく異なります。心の底から「あぁ~」と素晴らしさと感動に言葉にならない印象は、10年ほど前に初めてLeicaのカメラを使ったときと少し似ていました。
さぁ、2か所しか参拝をしておりませんがそろそろタイムリミット。またLeicaを片手に京の都にゆっくり旅をしたいなと思います。その時はレンジファインダーでレンズをシーンによって交換しながらじっくり撮影したいと思います。
大人の京都をじっくりと味わいたいときは「Leica M」。
仲間と一緒にワイワイ京都旅を楽しみたいなら「Leica SL」。
フットワークを軽く!京都を気軽に美しく楽しむなら「Leica Q」。
シーンに合わせてお気に入りの機材選びを愉しんでいただければ幸いです。
いつ使っても本当に使いやすくて愛着の沸く今回の機材はこちら。
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