【Nikon】Z fcで味わう極上の銘玉「Voigtlander NOKTON D35mm F1.2」Vol.3
新たにブラックカラーが加わった「Nikon Z fc」。フィルム時代のFMシリーズの雰囲気をデジタルカメラで気軽に楽しむことができる人気の1台。
Nikon Zマウントには魅力的なオートフォーカスレンズがラインナップされていますが、せっかくなら「クラシックデザイン」なレンズを選びたいところ。
「Voigtlander」からリリースされるZfcにベストマッチなマニュアルフォーカスレンズの魅力を数回にわたって連載!ぜひお楽しみいただければとおもいます。
普段はFUJIFILMのXシリーズをメインで楽器を被写体とした撮影を
それでは早速、
エレキギターの歴史はまだ浅く1952年にFender社のレオフェンダーとジョージ・フラートンによって作られた「テレキャスター」が最初と言われております。(「リッケンバッカー社のフライングパンが最初だ」とか「ビグスビー社のビグスビー=トラヴィスが最初だ」と諸説ありますが)
そんなFender社が1954年に誕生させたのがストラトキャスターです。このギターはその1954年当時にジョージ・フラートンが自分のために製作したストラトキャスターのレプリカをESPに製作してもらった1本になります。
本人のモデル同様のフレイム杢がでたアッシュ材を採用してもらっています。アッシュ材はあまりフレイム杢がでる木材ではないのでとても貴重な材になります。
ジョージ・フラートンのストラトキャスターの一番有名なのはこのコントロールプレートではないでしょうか。普通のストラトキャスターとは違い、セレクターも含め全てのコントロールが下に一列に並んでいます。これがとても使いやすい。本人のは通常のホワイトのピックガードに梨地のブラックピックガードが乗っかっているのですが、それだと筆者には厚すぎたのでホワイトピックガードを切ってしまい、少し仕様は変えています。
1954年製のストラトキャスターは21フレットで、ジョージ・フラートン本人のギターもそれに準じております。しかし22フレットを多用する筆者はここは22フレットでお願いしました。
ネックも本人の仕様に準じてフレイム杢の出たハードロックムメイプルの1ピースを採用。フレイム杢が出てると反りやすいですが、ネックを極太で製作してもらったので全く反りません。ポジションマークはブラックのクレイドットが本人のですが、筆者のはアバロン貝を採用しています。
ヘッドトップはボディに準じてサンバーストのマッチングヘッドになっています。これも本人の仕様に準じています。
ヘッドバックもフレイム杢がすごい出ています。2006年に製作してもらったのですが、ラッカー塗装と相まってウェザーチェック(塗装のヒビ)も出てきています。「Voigtlander NOKTON D35mm F1.2」はこの繊細な塗装の違いもきれいに映し出してくれるのでとても良いですね。
最後はボディバックも撮影してみました。アッシュのフレイム杢が本当に美しく、光の当たる角度で様々な表情を映し出してくれます。
「Nikon Z fc」と「Voigtlander NOKTON D35mm F1.2」のコンビネーションはとても軽いので、左手でギターを持って光の当たり方を確認しながら右手だけでシャッターを切るといったことも可能なので本当に取り回しがいいです。是非お勧めのコンビネーションです。
早く花粉が落ち着いてほしいなと思いながらこのギターを弾いています。
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