皆さまこんにちは。
関東でも暖かさを覚える日が増え、寂しかった木々や花々も彩を取り戻して春の訪れを感じさせます。
さて、この時期の風物詩といえば「桜」ですが、今回はそんな桜の中でも「枝垂れ桜」にスポットを当てて
色々な焦点距離のレンズでアプローチをしてみました。
広角、標準、望遠と何をチョイスしたら良いか分からない、という方の機材選びの参考にもなればこれ幸いです。
撮影機材:α7RV + FE 35mm F1.4 GM
まずは標準レンズ(準広角)の35mmから。
今回は35mm F1.4のレンズを使用しましたので、絞りを開けつつ一部を切り取る様な形で
フレーミングする事でボケを利用して立体感を演出してみました。
撮影機材:α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 ASPH.
続いては焦点距離110mmの中望遠マクロです。
この辺りの焦点域のマクロが色々なアプローチが出来て、恐らく最も使いやすいのではないかと思われます。
同じく一部を切り取っていますが、ただ切り取るのではなく
やや奥にピントを持っていきつつ、前ボケと合わせて絵作りをしてみました。
撮影機材:α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 ASPH.
同じレンズでもう一枚。
中望遠マクロという事で、寄った撮影もお手の物です。
枝垂れ桜のはんなりとした雰囲気をクローズアップしつつ、背景が全て白飛びしないように気を付けました。
撮影機材:α7RV + SUPER WIDE HELIAR 15mm F4.5 ASPH. III
お次は超広角の15mmでアプローチ。
普通の桜と比べると枝がしなって垂れる分、
下から広角で仰いで撮影する事で、ダイナミックさを演出する事が出来ます。
超広角域の撮影は思わぬものが画角に紛れ込んでしまう事がありますので、フレーミングには注意を払って臨みましょう。
撮影機材:α7RIII + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
最後は望遠レンズです。
100-400mmのズームレンズでしたが確認したところ260~270mmくらいを使用していました。
この辺りの焦点距離になると強い切り取り感で一部をクローズアップするか、
更に離れた地点から圧縮効果を生かしつつ全景を写すように撮影する形になるかと思います。
今回は夕暮れ時という事もありましたので、クローズアップしてシルエットを写すような形で
枝垂れ桜のしなやかさを捉えてみました。
・・・
様々な焦点距離で枝垂れ桜にアプローチしてみましたが、
広角、中望遠マクロ辺りが比較的迷わずにアプローチが出来る焦点距離なのではないでしょうか。
全ての機材を持って行く事は難しい場合もあるかと思うので、
ある程度取捨選択をしつつ、撮影前にイメージを膨らませて絵作りに臨みたいところです。
今回はこの辺りで。