「Leica Q2」
ライカにおける伝説的なカメラとして、これもまた後世に名を連ねるであろう1台。
初代Q(Typ116)によって切り拓かれたこの道は今、華々しくQ2を照らしています。
数々の新製品発表や世代交代が行われるこの時代において、今買うべきかと逡巡するのも当然の思考回路ですが
迷っているその時間を作品に昇華させるべき、とも言えます。大丈夫、必ず応えてくれるカメラですから。
あえて気合いを入れず「生活に寄り添うカメラ」として肌身離さず撮影した結果、
液晶に、EVFに、写し出される28mmの小気味よい“非日常感”は、今見ている景色であるにもかかわらず脳を刺激します。
それはフルサイズセンサーの表現力、広角ズミルックスが引っ張ってくる光の質、そしてライカのエンジンによって成せる業であり、
間違いなくこのカメラで撮影する者のみが体感し得る経験です。
写真がお好きな方であればどうぞ、手放しでおすすめ致します。
そしてまだそうでもない方にも、必ず写真が好きになりますから。
この機会をお見逃しなきよう。