【SONY】α7Ⅳ×FE 85mm F1.4 GM
SONYSONY G Master/G lensα7 IVα7IVのレンズ選びスタッフおすすめ機材スナップ単焦点を楽しむ
Beyond basic「次代の、新基準へ」———。
新たなベーシックモデルとして登場したSONYのα7Ⅳ。
ベーシックモデルとしては素晴らしく人気を博したα7Ⅲの発売から三年半の月日が過ぎ、SONYのベーシックはどのように変わったのでしょうか。
今回、我々Map CameraのSONYコーナー担当スタッフが各々好きなレンズとα7Ⅳを組み合わせて撮影をしてきましたので
それらを作例と共にご紹介出来たらと思います。
開放F1.4、解像感と美しいぼけ味を両立させ、高次元の表現力を手に入れたポートレートレンズ―――。
今回はFE 85mm F1.4 GMをご紹介します。
2016年に発売した本レンズ。ソニーの最先端技術を惜しみなく投入し、従来よりも高い設計基準で作られたG Masterとして、圧倒的な解像性能と、αレンズならではのぼけ味をさらに進化させたポートレートレンズです。
こちらのレンズを使って夜スナップに出掛けてみました。
85mmという焦点距離は被写体を美しく表現できるのでポートレート撮影に非常に適していると言われていますが、こういったスナップ写真でも効力を発揮してくれます。
スナップ撮影ではよく35mmや50mmの焦点距離が使われます。
35mmは両眼で見たときの視野角、50mmは片眼で見たときの視野角と言われているので、見たままの景色を撮れるということでこの焦点距離が好まれるのでしょう。
では、85mmの使い道というのは一体なんなのか。
筆者は「あ!あそこを撮りたい!」というような、少し手の届かない先にあるものを撮影するのに適していると考えております。
今回の作例をもとに85mmの良さを感じていただけると嬉しいです。
今回、FE 85mm F1.4 GMを使って撮影していて感じたのがF1.4の絞り開放の強さです。
開放からかなりシャープに写ってくれる上に、絶対的な明るさでISOをかなり抑えて撮影することが出来るようになっております。
一般的に夜のスナップではやはりISO感度が上がることによるノイズが気になる場合が多いと思います。
今回はF値の低さのおかげで基本ISO1000以内で抑えられているのでかなり画質の良いデータを残すことができました。
しかし、下の写真のように状況によっては絞らないといけない場合があります。
上の写真は網越しのイルミネーションを撮影したのですが、玉ボケを見せるためにF5まで絞りました。
そのためISO感度が12800まで上がってしまっています。
しかし、ここで実力を発揮してくれたのがα7Ⅳの高感度耐性です。
ノイズが発生しているのは間違いないですが、ノイズ処理の上手さにより描写、シャープネス感を損なうことなく仕上げてくれています。
安心してISO上げられるというのはかなりのアドバンテージになると思います。
今回は夜の撮影なので街灯やイルミネーションのフリッカーの影響を受けないようにシャッタースピードは抑えめで撮影していました。
ここで私を助けてくれたのがα7Ⅳの5.5段の精度の高い手ぶれ補正です。
夜間や室内での撮影でも手振れ補正のおかげ安心して撮影できるのでこちらもオススメできるポイントになります。
そして、85mmという焦点距離の特徴としてあげられるのが圧縮効果になります。
35mmや50mmの画角であれば、もっと周りの景色などの情報として入ってくるのですが、85mmは必要な情報のみ切り取ってくれるので写したいところをピックアップしやすくなります。
寄り引きだけでは表現できないのがこの圧縮効果だと思いますので撮影の楽しみ方も増えそうです。
続いて、玉ボケの作例をご覧いただきたいと思います。
通常、非球面レンズを採用していると年輪ボケが発生しやすいのですが、新開発の超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズにより年輪ボケの発生もなく美しい玉ボケを仕上げてくれます。
写真の端に寄るほどレモン型の玉ボケになるのは大口径レンズの特徴でもありますが、下の写真のようにF2.8まで絞るときれいな玉ボケが出来上がりました。
いかがだったでしょうか。
気になるところをピックアップして撮影できるのが楽しくてこちらには載せきれないほどたくさん写真を撮っておりました。
そんな撮影欲をどんどん沸かせてくれるSONY FE 85mm F1.4 GMを皆様のカメラライフに追加してみてはいかがでしょうか。
では最後に渋谷で撮影をしたという思い出も込めてハチ公のポートレートでお別れしたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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