本日は手のひらサイズでありながら、フルサイズカメラとして人気の「SIGMA fp」について紹介していきます。
昼間のクリーンな表現力はもちろんですが、夜間のなめらかな色味も素晴らしかったので是非ご覧ください。
使用レンズはfpのレンズキットとしても販売されている「Contemporary 45mm F2.8 DG DN」です。
気温が暖かくなってきていることもあり、
高層ビルが立ち並ぶ中を歩いていると首都高速道路が見え、空が開けた場所がありました。街灯に照らされた夜空が絶妙な色味をしています。
首都高速道路の真下ではいくつもの道路が入り組んでおり、曲線の構造が面白いです。
ここからは見えないですが、
今はあまり使用する機会のない公衆電話です。ポツンと照らされており、
昔は多くの人々に使用されていたのですね。
水面に反射された光が美しい一枚です。階段のすりガラスの効果で煌々と写し出されています。
少し奇妙な伸び方が気になりました。樹皮の表情が光の印影によってハッキリと確認することができます。
SIGMA fpは階調のバリエーションも幅広く、ISO100~25600まで選べることもあり、
夜間撮影でも街灯のみで十分に撮影することができました。
またローパスフィルターレス仕様のカメラでは、周期的なパターンを持つ対象物だと少々モアレが気になるところではありますが、
クリーンかつ滑らかな色を演出してくれます。
センサーの解像感を損なうことなく撮影することができるところも魅力の一つです。
質量422gでコンパクトなボディとミニマムなデザインは、被写体に干渉することなく
自らが風景と同化しているような力の入らない撮影ができます。
SIGMA fpはライカ Lマウントを採用しているので、PanasonicやLeicaのLマウント用のレンズも使用でき、
カメラマンのニーズに合わせた撮影をすることができます。
外付け電子ファインダーやグリップなどを装着して、自分仕様のお気に入りなカメラに仕上げてみるのも楽しみの一つです。