FUJIFILMの機材を使用してサーキット撮影するのは1年ぶり。
前回はX-H2SにFringerのマウントアダプターFR-FX2を装着し、Canon EF600mm F4L IS III USMを取り付けて撮影を行いました。(Motorsports photo #24)
今回の撮影では、もう一つ気になっているアダプターを試してみることにしました。それはニコンFレンズをフジフイルムXボディに変換するアダプターです。本ブログでも使用したボディはX-H2Sになります。電子シャッターの高速連写はAF/AE追従で最高約40コマ/秒と驚異的なスペック。被写体検出AFの中に「車」という項目があるので、その設定をして撮影に臨みます。
それでは撮影した写真をご覧ください。
FUJIFILM X-H2S + Fringer FR-FTX1 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM
絞り:F16 / シャッタースピード:1/100 / ISO:160
以前、Canon EFレンズを使用し動きの良さは体感済みですので、何の迷いもなくシャッタースピード(以下SSと省略)を遅く設定し撮影ができました。
またアダプターを使用しているにも関わらず、しっかりと被写体を認識し撮影ができました。
FUJIFILM X-H2S + Fringer FR-FTX1 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM
絞り:F14 / シャッタースピード:1/100 / ISO:160
XFレンズを使っているのではないかと錯覚するほどAFもしっかり動いてくれる印象です。
上記の写真は目の前にフェンスがある環境での撮影です。
アダプターを使用しているため、フェンスにピントを持っていかれることもありました。
撮影環境は少し考えながら使用した方がよいかもしれません。
それでは撮影日のメインレースをこの組み合わせで撮影してみます。
国内最高峰レースのスーパーフォーミュラ。コーナーへの進入はとてつもなく速く、アダプターを使用しての撮影は難しい可能性がありますが…
FUJIFILM X-H2S + Fringer FR-FTX1 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM
絞り:F11 / シャッタースピード:1/125 / ISO:160
撮る前から確信をしていましたが、ストレスなくスムーズに撮影ができました。
今回もX-H2Sを組み合わせたことが良かったのかもしれませんが、連写をしていてもストレスがありません。
FUJIFILM X-H2S + Fringer FR-FTX1 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM
絞り:F10 / シャッタースピード:1/100 / ISO:160
フェンス等が目の前にない環境であれば、ピントを大きく外すこともなく快適に撮影が可能です。
肝心の写りもしっかりと解像しており満足のいく撮影が楽しめます。
FUJIFILM X-H2S + Fringer FR-FTX1 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM
絞り:F14 / シャッタースピード:1/60 / ISO:160
安定して撮影できるのはSS1/100くらいまでの印象です。
過去、様々なアダプターを使用して撮影してきましたがこの組み合わせは非常に安定感があり撮影に集中することができました。
加えて被写体検出がしっかりできる点が大きなアドバンテージとなりました。
是非皆様もアダプターを使用して新たな選択肢を探してみてはいかがでしょうか。
次回のMotorsports photoはX-H2とXF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WRの組み合わせで撮影した写真をご紹介いたします。
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