【SONY】のくとんさんぽ 55mm F1.2 SLII
Voigtlanderから発売されているNOKTONシリーズはF1.5以下の明るいレンズにつけられる総称です。
今回使用したのは昨年発売されたニコンFマウントの55mm F1.2 SL II Sです。
球面レンズのみで構成されたFマウントのレンズを世に送り出すコシナに敬意を覚えつつ、のくとんさんぽに出ます。
55mm F1.2と言われるとAuto-Nikkorを思い浮かべてしまうのも無理はないでしょう。
そちらと比べるとかなりハッキリとしたレンズのように見えます。
極薄のピント面はヤマが掴みやすく、MF操作ながら全く不自由はありません。
慣れてらっしゃる方ならレフ機での使用もたやすいでしょう。
前ボケは非常にスムーズです。
周辺部にはほんの少しだけ回りかけるような雰囲気があります。
今回はSONY α7RⅤを使用したのですが、柔らかなピント面を滑らかに描いてくれました。
落ち着いた色味が非常に好印象です。
少し甘めな周辺部と輪郭を残した中央部の組み合わせも楽しいです。
開放F1.2とF2.8の比較です。
周辺減光がしっかりと改善され、滲みもおさまっています。
後ボケも口径食の少ない美しいボケ味で、玉ボケ周辺部に色が乗ってくるのはオールドレンズのようです。
さんぽのおともにノクトンを。
今回はNOKTON 55mm F1.2 SLIIとお届けしました。