今回はソニーから発売されているAPS-C用単焦点レンズの「E 50mm F1.8 OSS(SEL50F18)」をご紹介。
α6000やα6300といったEマウントが登場する前、NEXというシリーズがメインストリームだった時代に発売されたレンズとなり、
発売自体は10年以上前の製品となります。
しかしながら2023年現在2~3万円程で購入することができ、安価でありつつもF1.8の明るさやレンズ内手振れ補正も入っているため
トータルバランスがよく、使いやすいレンズとなっています。
α6000 + E 50mm F1.8 OSS / ss1/80 F1.8 ISO1250
焦点距離は50mmのレンズですが、APS-C機専用のレンズとなるため換算して75mmとなります。
そのためやや切り取り感が強い焦点距離とはなりますが、離れた被写体にフォーカスするとすっぽりと収まりよく撮影ができます。
また、こちらのペンギン達は屋内の水族館での撮影でしたが、F1.8の明るさのおかげで館内の照明のみでも充分な明るさを得られました。
α6300 + E 50mm F1.8 OSS / ss1/250 F2.2 ISO100
窓から差し込んでいる遮光が印象的だったので一枚。そちらへはピントを合わせず背景ボケになってもらいました。
絞りを開けた状態だとやや巻くようなボケ味を少し落ち着かせるために2/3段ほど絞っています。
α6300 + E 50mm F1.8 OSS / ss1/160 F2.2 ISO100
布と木枠の窓。柔らかいものと硬いものを並べて撮影してみました。
写りはやや軟調な印象を受けるでしょうか。先鋭な描写を求めるならばもう少し絞ってやると良さそうです。
α6300 + E 50mm F1.8 OSS / ss1/40 F2.0 ISO200
こちらは古民家の囲炉裏で沸かされていた鉄器をモノクロで1枚。
日中だったため室内に入ってくるのは屋外からの自然光のみとなり光量に乏しい環境でしたが、
鉄器のディティール感を損なわないようISO感度をなるべく上げず、レンズ側の手振れ補正を頼りにシャッタースピードを下げての撮影としました。
α6000 + E 50mm F1.8 OSS / ss1/6 F1.8 ISO800
スコッチが好きな筆者。こちらは知人のバーで一枚撮らせてもらったものです。
照明が暗めな環境でもF1.8の明るさのおかげで極端に高いISOを設定する必要がなく撮影できるのもポイントです。
ボディ側には手振れ補正の搭載がないα6000、α6300、α6400といった機種でもレンズ内手振れ補正のおかげで安心して撮影に臨めます。
α6000 + E 50mm F1.8 OSS / ss1/1600 F2.8 ISO100
カフェやご飯の撮影にも使用する事ができますが、換算75mmという事で切り取り感がかなり強めの写真になります。
全体にピントを合わせるのではなく、主題を引き立たせるように並べて前ボケを取り入れつつ使ってあげると「らしい」写真になります。
サクサクとしたメンチカツに、ご飯とみそ汁。デザートのオレンジが嬉しい定食でした。
手軽に持ち運べて単焦点の楽しみを味わえる一本。
初めての単焦点にも、使いやすい中望遠をお探しの方にもおススメのレンズです。
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新品でのご購入もぜひご検討ください。