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カメラがあるから夏が楽しい!~この季節に咲く花(71)早朝の花見 編~

カメラがあるから夏が楽しい!~この季節に咲く花(71)早朝の花見 編~

マップカメラの29周年創業祭も中盤に差し掛かります。
花火やお祭りなどイベントが盛りだくさんの夏。
本ブログでは「コレがあるから夏がさらに楽しい!」というテーマをもとに、スタッフ一押しの夏の楽しみ方をご紹介いたします!

              【季節の花、早朝の花見があるから、夏が更に楽しい!】

猛暑、猛暑の2023年の夏、いかがお過ごしでしょうか。

屋外での長時間の撮影は危険ですので、早く切り上げましょう。

燦燦と輝く太陽に向かって咲いてました。

「ハス・蓮」です。

夏、ひまわりと双璧をなす花です。

熱帯および温帯東アジア、北オーストラリアが原産地です。

蕾です。

一日目の開花です。

全開せず、ふっくらした開花です。

二日目の開花の花です。

よく写真で見るのはこれです。

午前中咲いて午後しぼむ、その繰り返しでおよそ三日間くらいで散ります。

見頃は朝7時頃から9時頃と言われてます。

葉っぱです。

盾状で円形、30cm~70cmくらいあります。

葉っぱに水玉が乗っています。

空洞の茎から水を吸い上げ、葉の中心で水玉を動かす。

水を弾く、これをロータス効果と言います。

この原理を防水、汚れにくい技術に応用されています。

花が終わった後の花托です、又は花床とも言います(雄しべ、雌しべを支えるところ)。

熟し始めたところです。名前も花床から果托に変わります。

蓮の実は蓮実、蓮子と言い、殻を付けたもの石蓮子、殻を取ったものを蓮肉と言う漢方の生薬名があります。

解熱、下痢止め、滋養強壮に煎じたものが効きます。

枯れて、乾燥して種が出来ました。

この花床の形がアシナガバチの巣に似ていることから、万葉時代「はちす」と呼ばれ、のち「ち」が省略され「はす」とも呼ばれたのが、名前の由来です。

それから、「蓮」は日本には無かったもので、5000年~6000年前、稲と同時期に渡来しました。

その証拠に全国あちら、こちらで化石が発見されてます。

この撮影で目の前に現れたシオカラトンボです。

ちょっと目を離したら、暑いと見えて陰で止まっていました。

親離れした小雀です。蓮にはいろいろと止まったり、隠れたりするところがあります。

花托に止まりました。

また、蕾にとまったり、暑い撮影の楽しみと清涼剤になってくれました。

この暑さの中、ちょっと頑張って、気温が低いうちに短時間での撮影やってみませんか。

普段と違うものに逢えるかも、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

【参考文献】

日本の水草 (ネイチャーガイド) 角野 康郎 (著)出版社 ‏ : ‎ 文一総合出版

花蓮品種図鑑 大貫 茂 (著) 出版社 ‏ : ‎ 誠文堂新光社

スイレンとハスの育て方・楽しみ方 岩見悦明 (著)出版社 ‏ : ‎ 家の光協会

東京都のトンボ喜多 英人 (著), 須田 真一 (監修)出版社 ‏ : ‎ いかだ社

熱帯植物図鑑: Guide to Neotropical Plant Families日本インドアグリーン協会 (編集), フラワーオークションジャパン出版社 : 誠文堂新光社

身近な薬草活用手帖: 100種類の見分け方・採取法・利用法 寺林 進 (監修)出版社 ‏ : ‎ 誠文堂新光社

くらべてわかる トンボ (くらべてわかる図鑑) 尾園 暁 (著)出版社 ‏ : ‎ 山と渓谷社

生薬と漢方薬の事典田中 耕一郎 (著), 奈良 和彦 (監修), 千葉 浩輝 (監修)出版社 ‏ : ‎ 日本文芸社

写真で見る植物用語 (野外観察ハンドブック)岩瀬 徹 (著), 大野 啓一 (著)出版社 ‏ : ‎ 全国農村教育協会

鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 永井真人 著 茂田良光 監修 文一総合出版

夏の楽しみ方は十人十色。次回の更新もお楽しみに!

[ Category:SONY TAMRON | 掲載日時:23年08月07日 18時30分 ]

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