普段目にしている世界とちょっと違った世界を楽しめるマクロレンズ。
本ブログではスタッフおすすめのマクロレンズをご紹介していきます。
本日ご紹介するレンズは、SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO ソニーEマウント用です。
今回はSIGMAのArtラインより中望遠マクロ105mmを持って水族館へ。
普段スナップ撮影の多い筆者としてはなかなか選ぶことのない105mmという焦点距離ですが、以前本レンズを使った際に感じた切れ味鋭い解像感が忘れられず、今回またこうして持ち出してみました。
館内の暗さを懸念してボディは高感度機のSONY α7SIIIを組み合わせています。この日は夏休みも後半に差し掛かった8月中旬、親子連れで館内は賑わっており小さなお子さんたちの邪魔にならないよう、撮影を行いました
水族館で撮影を行う場合は、反射を防ぐためにガラスすれすれまで近づいて、なるべく水平に撮影を行うのがポイントです。AF補助光の設定を切るのも忘れずに。
本レンズの最短撮影距離は29.5cm。かわいらしいカニがちょうどガラスのすぐ近くにいてくれました。水中を自由に動く生き物たちなので、こうやって大接近のタイミングに出会うこともできます。ザラっとしたカニの甲羅や細かな色の違いまではっきりと分かります。
こうして近づいてみるとイソギンチャクの独特な色合いや透き通るように見える触手も神秘的に思えてきます。オレンジ、白、むらさきがかったグラデーションの美しさをよく感じられる1枚になりました。
水槽の奥で足をぺったりとはりつけているタコ。特徴的な目にピントを合わせて撮影しました。
目を閉じて寝ているように見えてかわいらしいなあと思っていたのですが、タコの目の形はもともと長方形をしているらしく初めて知りました。このときも実は目が合っていたのかもしれません。
前ボケも後ボケもとてもなめらかで、ポートレート撮影などの幅広い用途にも本レンズはもってこいです。
さて、なんでしょう。
正解はくらげでした。ふわふわと水槽を漂う青白いくらげもこうして近寄るとうっすらと模様がみえてきます。
晴れ空の下、イルカショーも鑑賞。
太陽の光と共に歓声を浴びながらジャンプする姿はいくつになっても見ていてワクワクします。艶感から水しぶきまで繊細に捉えてくれました。動く動物の撮影には慣れていなかったのですが、105mmという焦点距離がちょうど使いやすかったです。
最後は気持ちよさそうなアザラシをお届け。穏やかな表情に癒されてください。
マクロレンズとしての使い方はもちろん、普段見ている景色をまた違った表情で切り取る中望遠105mmという焦点距離、2度楽しむことができるレンズでした。
今回はSIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO ソニーEマウント用をご紹介いたしました。 次回もお楽しみに!
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