【Nikon】一眼レフ機で始める成田山新勝寺の初詣
2024年1月1日に最初に行うこと。
それは初詣です。
いつも成田山新勝寺に行くことにしているのですが三が日の日中は極力避けることにしております。
もちろん、ものすごく混雑するからです。
というわけで、二年参りの混雑を避ける事も兼ねて夜中の2時過ぎに出かけてみたのですが、結局、人混みを回避することはできないのでした。
JR成田駅前より参道に入ってすぐの光景ですが、かなりの賑わいをみせておりました、
成田の参道には時折散歩がてらに歩くのですが、夜半に来てみるとまた、違う情景に出会うことができます。
夜だからこその撮影できる場面に出会うとついカメラの手を向けたくなるものです。
昼に見かけるいつもの光景とは違い、新鮮な出会いを味わえます。
参道を歩いていくと、国際色豊かな海外の飲食店もあり外国のパブにいるかのような雰囲気を味わえます。
伝統的な街並みの中にあっても、異国情緒が存在する成田らしい光景かと思います。
成田山には例年、元旦含め3が日で例年280~300万人ほど参拝客が訪れます。今年も前年と比較してほぼ増減がないと聞いています。
「成田のお不動さま」として親しまれている成田山新勝寺ですが、その歴史は古く天慶三年(940年)に寛朝大僧正が平将門の乱(天慶の乱)平定の平和祈願のため成田公津ヶ原にて護摩供を奉修したのが始まりとされております。
その後、江戸時代の元禄のころに成田山不動明王に深く帰依する歌舞伎役者、市川團十郎が不動明王の芝居を行ったことなどから江戸からの参拝が人気となり江戸庶民に成田山の信仰を大きく集めたそうです。
よく知られていることではありますが現代の形での初詣は歴史が浅く、鉄道の普及により全国に広まっていったそうです。
成田山の初詣の参詣客が多いのは、やはり京成電鉄とJRの鉄道路線が大きく関係しており、私鉄と国鉄(当時)が参詣客を競い合うように獲得していったことが影響しているとのこと。
今でも年末年始には初詣の増発ダイヤが組まれています。
さて、今回、新年初の撮影に持参した機材は、Nikon DfとVoigtlander ULTRON 40mm F2 Aspherical SL II
どちらもレトロな外見にこだわった往年のデザインを彷彿とさせる機材になります。
Nikon Dfは2013年11月28日に発売された機体となるので10年以上前のモデルになりデジタル一眼レフカメラの中でも少し異色なカメラです。
Nikonのミラーレス機全盛の中でヘリテージデザインにこだわったNikon Zfがありますが
デジタル一眼レフカメラ時代においてフィルム時代をリスペクトしてデザインされたボディがNikon Dfです。
有効画素数1625万画素で当時のフラッグシップ機のNikon D4と同等であり、ISO100~12800相当になります。
今回は夜半の2時過ぎに持ち出しているのですが、感度はカメラ任せで撮影しています。
この往年のカメラを手持ちの状況で、さらにマニュアルレンズにて撮影しているわけですが十分に絵になる光景を切り取ることができているかと思います。
高感度処理やホワイトバランスなど技術は現在のほうがはるかに進んでいるわけですがこんな使用条件の厳しい状況でもいまだに期待に応えてくれる良いカメラかと思います。
使用しているレンズであるVoigtlander ULTRON 40mm F2 Aspherical SL IIもデザインからして撮影していることが楽しくなるレンズになります。
フォーカスリングに金属の指掛の良いローレットパターンのデザインにて設計し、露出計連動爪を装備しているところなどクラシックなデザインがたまらないかと思うのです。
ぬめりのある心地よいトルク感を味わいながらピントを合わせていくのはとても楽しいものです。
レンズ構成は変形ダブルガウスタイプとなり両面非球面レンズと超高屈折率ガラスの採用しているとのことで
絞り解放でも切れ味がよくなめらかなボケ味を得られるものとなります。
実際、撮影した画像を拡大してみてもピントが当たっている面は暗く厳しい状況下でも描写の精細さを感じることができます。
さすがに暗い状況でピント合わせは苦労する面はありましたが満足できる描写を得られたかと思います。
色のりはしっとりとしており夜中の情景を映し出すのにとても適応しているレンズではないかと感じられます。
久しぶりにこの機体を使用しての撮影をしてみましたが、一眼レフカメラはファインダーを覗いただけでわくわくします。
そのクリアなファインダーは撮影意欲を掻き立てられ、魅力は衰えることはありません。
今年もいろいろ一眼レフカメラやレンズを試していこうかと思います。
フルサイズの世界に興味のあり、これから始めてみたい方にも一眼レフカメラ機で始めてみるのもよいかと思います。
カメラ撮影に必要な機能はしっかりとしており、何より対応するレンズが広範囲にわたってラインナップがあること。
トップクラスのレンズを現行のミラーレス機のレンズよりも抑えめの価格で揃えることができるという利点があります。
ぜひご検討いただければ幸いです。
今年もカメラライフを楽しみましょう。