いつもとなりにきっと vol.3【SONY】FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS この季節に咲く花(78)
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すでに何年もカメラで撮影を楽しんでいる、つい最近カメラを購入した、これからカメラの購入を検討している。様々な状況があるかと思いますが、レンズ交換式のカメラで本当にはじめての購入という場合、多くはレンズキットを購入するパターンが多いのではないでしょうか。
レンズキットは別々で購入するよりもお得に入手でき、使いやすい標準ズームレンズが一緒であることが多く、どのようなレンズを購入すべきか分からない時には大変ありがたい存在です。
今回の連載ブログでは、はじめのパートナーともいえる所謂”キットレンズ”にフォーカスし、改めて”キットレンズ”の魅力をお伝えできればと思います。
第3回目ご紹介するのはSONYα7~α7Ⅳのセットについている、 FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870を取り上げます。
千葉の自然公園で散歩観察レンズとして、SONY α7RIV ボディ ILCE-7RM4Aにつけて行きました。
私は普段、このようなレンズを使う機会がほとんどないのですが、これまで通りの被写体に迫って撮っていきたいと思います。
今回は、この群生した植物です。
28mm側で撮影。
寄って、70mmで。
花も見かけない季節ですが、この緑色が凄く目立ってましたので取り上げました。
「トクサ・砥草」です。
トクサ科、トクサ属、シダの仲間です。
そして、【SONY】この季節に咲く花(66)カメラで二刀流?で載せた、スギナの仲間です。
更に寄って、70mmの最短撮影距離0.45mぐらいで。
茎には珪酸が蓄積して、ざらつき、紙やすりの様に物を磨くことができるので「砥草」と名が付きました。
磨くだけではなく、地上部は「木賊」と言う生薬で血止め、下痢止め、解熱に効きます。
28mm側で全景を撮りました。
何の花芽でしょうか。
70mm側にズームで寄って撮りました。
「コブシ・辛夷」の花芽です。
春になって咲いたら、取り上げたいと思います。
重さ:295gほどのレンズ、軽くズーミングが出来るのが良いです。
長く持ち歩いていても負担にならないので、入門レンズには打って付けでしょう。
東京の私には久しぶりに見ました。
28mm、最短撮影距離0.3mぐらいで撮影。
更に寄って、70mmの最短撮影距離0.45mぐらいで。
ミノムシです。
正確には、チャミノガのミノ、幼い頃、秋、冬になると当たり前に見られました。
今は、ほとんど見られなくなり、懐かしく思わず撮りました。
文献によると、同種で、どこでもいたオオミノガが外国からきた寄生バチによって1995年頃からいなくなり、
1997年には日本全国でほとんどいなくなってしまいました。
その為、宮崎県・徳島県・神奈川県・山口県・福島県では、オオミノガを絶滅危惧種に指定しているほど、事態は深刻になってます。
ちなみに、チャミノガとオオミノガの判別方法は、ミノの素材で分かります。
チャミノガのミノは主に小枝を使います。
オオミノガのミノは枯れ葉を使い、風が吹くと大きく揺れます。
もし、オオミノガのミノを見かけたら、そっとしておいて下さい。
使ってみて、軽く、被写体に汎用性のあるレンズである事がと分かりました。
あまり機材が持ち込めないとき、選択するレンズの一つだと感じました。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。
【参考文献】
フィールドベスト図鑑17巻 日本の薬草 監修: 矢野 亮 出版社: 学研
フィールドベスト図鑑 4巻 花木・庭木 学研
大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著) 朝日新聞出版
昆虫の図鑑 採集と標本の作り方福田 晴夫 (著), 山下 秋厚 (著), 福田 輝彦 (著), 江平 憲治 (著), 二町 一成 (著), 出版社 : 南方新社
くらべてわかる シダ (くらべてわかる図鑑) 桶川 修 (著), 大作 晃一 (写真)出版社 : 山と渓谷社
樹皮と冬芽: 四季を通じて樹木を観察する 431種 鈴木 庸夫 (著), 高橋 冬 (著), 安延 尚文 (著)出版社 : 誠文堂新光社
スタッフが”キットレンズ”の魅力をご紹介する【 いつもとなりにきっと 】次回もぜひお楽しみに。
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