大好きな羊に会いに小さな動物園に行ってきました。
持参した機材はソニーの「α7SIII」と「FE 24-105mm F4 G OSS」。
「α7SIII」は映像クリエーターの創造力を突き動かすフルサイズミラーレスカメラで、最高感度はISO409600で、高精細な4K120p映像も撮ることができます。
そして「FE 24-105mm F4 G OSS」はズーム全域での高い描写性能と高速・高精度なAF性能に高い機動力も併せ持つ、小型で高性能な標準ズームレンズです。
まずは動物園の手前にある神社でお参り。
狐さんがお参りを終えて去る人をあたかかく見守っています。
本レンズは開放F値が4で、F2.8などと比べてどうなのか気になる方もいらしゃるかと思います。
こちらの2枚は開放で撮影しましたが、癖のない綺麗なボケ味を得られました。
神社の傍らにある梅をパシャリと撮って、次へ向かいます。
アップで撮ろうと最短撮影距離である38cm付近まで寄りました。
等倍で見てみるとおしべの先の細かな凹凸が見て取れます。
雲が多くて少し天気が心配なときもありましたが、それが功を奏してアニメの世界のような写真が撮れました。
F14まで絞り、鉄塔や電線のシャープな線や、雲の絶妙な質感を写しました。
カラー写真なのにモノクロのようです。
動物園に行く前に牧場にも立ち寄りました。
動物を見る前でも動物がいれば見てしまうこの行動。
動物好きの方なら気持ちを理解してくださると信じています。
羊の毛は身体のあたりは表面が少し硬い感じで、頭の上のあたりは柔らかそう。
そんな質感がよく伝わってきます。
最初は遠くにいた羊さんが近寄ってきたところでシャッターを切りました。
近づく速度が速いので慌ててズームリングを広角側に回しましたが、スムーズに回ってくれたおかげでシャッターチャンスに間に合いました。
こちらに向かってきている中でも、ビシッと瞳にピントが合っています。
「α7SIII」の動物瞳AFのおかげです。
天気が持ち直してきたのが嬉しくて、青空を入れた写真を撮りました。
空の広がりが写っているのは広角端24mmのなせる業。
それでは今度こそ動物園へ。
お待たせしました。
やっと動物園に到着です。
まずはフクロウにご挨拶。
目を閉じているようで、隙間からこっちを見ていました。
このときの感度はISO4000。
拡張ISO感度409600まで拡張できる「α7SIII」ですから、こちらの写真もフクロウの羽の細かいところまできちんと見えています。
うさぎたちの挨拶。
混ざりたいです。
うさぎ業界でも挨拶は大事なようです。
こういった創作物が園内にいくつもあって、それ専用のコーナーではたくさん並んでいました。
中には怖いと感じるものもあったのですが、こちらはほのぼのした作品です。
ピントが合っている部分は木目が緻密なのがわかり、奥にある木は細かい枝の形状がわからないくらい溶けています。
夕方になってきました。
夕日がベンチの座面に反射しているのが面白いと思った一枚。
撮り始めてだいぶ時間が経っていますが、機材が重くて座りたくなるなんてことはありません。
先ほどのベンチがある通路は実は橋の上で、橋の下にはたくさんの猿がいます。
こんなに一度に見たことがないというくらいの数。
常に争っており、ストレスなのか「キー」とか「ミー」とか「ニー」といった高音を発していました。
こちらは売られていた猿用の芋を投げ入れたところ。
大きい猿が駆け寄り、小さい猿たちが争いを諦めた様子です。
猿と土が似た色をしていますが、質感の違いが見事に伝わってくる画質に唸ります。
そしてついに羊コーナーへやってきました!
お久しぶりです!
近くで瞳にピントを合わせたことで口元がふんわりして、この子の愛らしさが伝わってきます。
もっと近づいてみると、柵の間からこんにちは。
首元に植物を飾っているのがなんとも愛嬌があります。
等倍で見ると瞳の複雑な色や模様がよくわかります。
帰ろうとする筆者を見送ってくれる羊。
でも決して懐いてくれているわけではないのです。
どうして見てくれているのか。
それは先ほどまで餌のニンジンをあげていたからに過ぎません。
餌がなくても羊に好かれたいものです。
太陽が木のちょうど向こう側になるよう配置して撮りました。
いかがでしたでしょうか。
動物園での撮影は望遠ズームを使うことが多いかもしれませんが、本レンズは標準域にプラスして105mmまでカバーします。
またフルサイズボディと組み合て、いざというときはAPS-Cサイズクロップに設定をすることで157.5mm相当まで伸びます。
これで近くに大きめの動物が来たときはもちろん、遠くの動物も撮ることができるというわけです。
「α7SIII」と「FE 24-105mm F4 G OSS」はとても扱いやすく、お気に入りの機材です。