【Nikon】Z7×Creative Picture Control vol.6
写真や映像をイメージ通りに仕上げるピクチャーコントロール
今回は基本となるピクチャーコントロールから更に追求されたクリエイティブピクチャーコントロールをご紹介いたします。
D780やZ シリーズには、基本の8つのピクチャーコントロールに加えて20種類の「クリエイティブピクチャーコントロール」が新たに搭載されました。
色合いや階調、彩度などを細やかに作り込み、撮影したときの気持ち、空気感や温度といった微妙なニュアンスも写真に込めて表現できそうな多彩なモードになっています。
今回ご紹介させていただくクリエイティブピクチャーコントロール(以下CPCと略)は「ソンバー」「ドラマ」「サイレンス」「ブリーチ」になります。
Nikonの公式にて「ソンバー/ドラマ/サイレンス/ブリーチ」は下記のように説明されています。
『ソンバー』
憂いを帯びた、雨上がりのようなしっとりとした雰囲気に。彩度を高めにして明度を抑えることで、アンダーながらしっかりと色味を感じられる表現になります。
『ドラマ』
光と陰を強調した、重厚感のある表現に。暗めの画調でありながら、ハイライト部をより明るく表現できます。光をドラマティックに演出するのに適しています。
『サイレンス』
はかなく寂し気なトーンの空間演出に。軟調な画調で、彩度をより抑えた静謐感のある画像を撮影できます。
『ブリーチ』
メタリック感が感じられる、渋い雰囲気に。全体的に緑がかった彩度の低い画調になります。被写体のディテールをしっかりと再現した、銀残し風の味わいある表現を楽しめます。
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筆者は普段からCPCの『デニム』や『ドリーム』をよく使用しますが、今回の撮影で使用した『ソンバー』『ドラマ』『サイレンス』『ブリーチ』は初めて使用するCPCとなります。どんな色で撮影ができるのかワクワクしながら撮影に出かけました。
それではご覧ください。
Creative Picture Control:ソンバー
Creative Picture Control:ドラマ
Creative Picture Control:サイレンス
Creative Picture Control:ブリーチ
4種類のCPCを使用して感じたことは、名称から勝手に難しいイメージを持っていましたが、使ってこなかったことを後悔しました。
特に『ソンバー』は非常に使いやすいCPCであると感じました。
ソンバーの意味合いからだと暗いようなイメージを持ちますが、決してそのようなことはなく、グッと引き締まった描写になります。
彩度が高く、色味がはっきりするので、シチュエーションにハマると雰囲気のある写真が撮ることができます。
4種類のCPCを比較してみました。
一覧にしてみてみると、それぞれの特徴が見てとれます。
シチュエーションに合わせたCPCを選ぶことで、いつもと違った雰囲気の写真を楽しむことができます。
今回の撮影はサーキットで行いました。せっかくですのでレーシングカーも撮影してみました。
Creative Picture Control:ソンバー
Creative Picture Control:ドラマ
CPCの効果で引き締まったように感じます。
ピット内で撮影ができる機会があれば、非常に緊張感のある写真が撮れそうです。
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「ソンバー」「ドラマ」「サイレンス」「ブリーチ」
いつもの撮影に少し変化を加えたいときに設定してみると、ガラッと雰囲気が変わり撮影が楽しくなります。
本連載ブログにて各クリエイティブピクチャーコントロールの特徴をお楽しみいただければと思います。
次回のブログをお待ちいただければと存じます。
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