【OM SYSTEM】機能豊富なOM-1 Mark IIで撮れるもの
話題のカメラ「OM SYSTEM OM-1 Mark II」。
ハイレゾショットや多重露光など多機能なカメラです。
そこで今回はその機能に注目してみました。
組み合わせたのはオールマイティなレンズ「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」です。
さてその写りはいかに。
雨の中、横浜へ向かいました。
多少雨が激しく降っても、本機はハードなアウトドアユースにも対応する防塵・防滴設計なので安心です。
天気がよくないときは無理に明るくする必要はなく、このように暗いまま撮るのもよいと思います。
こちらの写真は見たままの印象の色が写せています。
余分なところをカットして撮るには距離がありましたが、35mm判換算で24-200mmとなる「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の望遠域のおかげで意図どおりのフレーミングができました。
雨を避けて船の中へ。
見晴らしのよい高い場所から空を見るとどんよりしており、それよりはと個性的な船の内側を主役に広角で撮りました。
室内でも邪魔にならないコンパクトな組み合わせで、広角域もカバーしますから廊下も広く撮れて使い勝手がいいです。
船内で手持ちハイレゾ撮影を。
当時の乗客は入れなかったであろう機械室を精細に写します。
ハイレゾ撮影には2種類あり、手持ちハイレゾ撮影の場合の画像サイズは8160x6120pxと高解像となります。
三脚ハイレゾ撮影では10368x7776pxとより高解像になります。
気軽な手持ちでも十分な画素数が得られますから、用途によって使い分けるとよいかと思います。
時計の針だけにピントが合わせた写真。
文字盤のボケ味が美しいです。
続いて桜を撮りました。
こちらの木はちょうど満開です。
露出を3段オーバーに設定して撮りました。
露出補正せず雨らしくありのままを写すのもよいですが、今回は天気を感じさせないふんわりした一枚を撮りました。
冒頭の写真はさらにふんわりしています。
日が暮れてきたので長秒露光を選択。
教会の前を車が通りすぎるのをじっくりと撮ります。
トラックが高い位置にライトの軌跡を作ります。
すっかり夜になりましたが、都会である横浜は明るく、昼間とはまた別の顔を見せてくれます。
水面が黄金色に照らされています。
補正せずともこのような印象的な一枚となり、OM SYSTEMのフラッグシップ機の底力を見せつけられました。
ロープウェイとビルを一緒に写します。
以前はロープウェイはありませんでしたから、今らしい風景です。
明るさについて迷うところですが、動いているゴンドラの金属の質感を出せるよう調整して撮影の設定を決めます。
本機最大の魅力は、風景写真をより印象的に見せる「ライブGND」といっても過言ではありません。
Gはグラデーションを意味し、ハーフNDフィルター効果をリアルタイムに確認しながら撮れるという優れものです。
この写真では海と建物の間に境界線を配して、景色に合わせて少し斜めに設定して撮りました。
海面とビル群の輝度差をうまく調整した一枚が撮れました。
この記事の中で最も「OM-1 Mark II」らしい写真かもしれません。
今回撮っていた中で印象的だったのは、とにかく撮影が楽しいということ。
重かったり大きかったりすることもなく、作品づくりのための補助が充実していて、楽に綺麗な写真が撮れるということ。
そんな「OM SYSTEM OM-1 Mark II」でどんな写真が撮れるのか一例をご紹介しました。
まだお持ちでない方も、OM SYSTEMのフラッグシップ機をぜひお手にとってみてください!