【Leica】味わいのある逆光描写が楽しめる『Noxlux DG 50mm F1.1 E58 II』
3月に入り少しずつ暖かくなってきました。
今年は暖冬のため例年より早くソメイヨシノの桜が見られそうで、今から楽しみにしています。
今回は一足先に河津桜を撮るため平井駅は旧中川沿いに行ってまいりました。
撮影に持ち出したのは『Leica M11』とMR.DINGの『Noxlux DG 50mm F1.1 E58 II』です。
撮影時に露出補正をかけただけのJPEG撮って出しの描写をお楽しみ下さい。
平井駅から閑静な住宅街を歩いてきました。
平日の昼間なので撮影地に着くまでは少しの人としかすれ違いませんでしたが、
いざ到着すると土日かと思うほどの人だかりで賑わっていました。
1枚目が絞りF1.1の開放で2枚目がF2.8まで絞りました。
開放絞りでは僅かに周辺光量落ちがありますが、被写体を目立たせる程度なので上手く写真に活かして撮影するのも面白そうです。
F2.8まで絞るとだいぶすっきりとしたシャープな描写になります。
現代設計のレンズですが、前後のボケ味がぐるぐると写る様はオールドレンズのテイストも感じられます。
中央の小鳥の近くの枝に絞り開放ならではの紫の色収差が見られますが、河津桜のピンクの花びらに混ざって気にはなりません。
ブログのタイトルでもある逆光での描写です。
桜の下から太陽を見上げるようにあえて真逆光にして撮影しました。
画面右下にゴーストが少し見受けられますが、それを上回る綺麗なフレアが出ています。
太陽を中心に輪っか状の綺麗なゴーストが良い雰囲気を醸し出しています。
はっきりとした実線の虹色のゴーストではないのが筆者は気に入っています。
『Leica M11』の自然な色合いで線が細い描写が活きているレンズだと思います。
F1.1の明るいレンズは夜間でシャッター速度を稼ぎ手ブレ防止に役立つのはもちろんのこと、
大きなボケ感を活かして背景を整理することもできます。
写真は絞り開放で最短撮影距離の70cm付近で撮影しました。
この日は穏やかな気温で風が少しありましたが過ごしやすく、川沿いに何羽もの水辺の鳥が見られました。
人慣れしているのか、1m程度まで踏み込みましたが逃げる様子もなく撮影に協力してくれました。
いかがでしたでしょうか。
50mmの標準画角で開放F1.1の明るさをもち重さは390g、最短撮影距離は70cm、
価格も大口径レンズとしては手頃なところに抑えています。
今回はシルバーのレンズを使用しましたが『Leica M11』シルバーボディと見た目のバランスも良かったです。
マウントアダプターを使用してMマウント以外のミラーレス一眼で使っても楽しめそうです。