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2024年2月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ2月ランキング
1位 Nikon Z f ミラーレス一眼カメラ
2位 OM SYSTEM OM-1 Mark II ミラーレス一眼カメラ
3位 SONY α7C II ミラーレス一眼カメラ
4位 Leica Q3 コンパクトデジタルカメラ
5位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ
6位 Nikon Z8 ミラーレス一眼カメラ
7位 RICOH GR IIIx ミラーレス一眼カメラ
8位 Canon EOS R6 Mark II ミラーレス一眼カメラ
9位 FUJIFILM X100V コンパクトデジタルカメラ
10位 DJI Osmo Pocket 3 デジタルムービーカメラ


Nikon Z f
『Nikon Z f』が、発売月2023年10月以来4ヶ月ぶりに首位を獲得しました。2位以下に大差をつけて、堂々の返り咲きです。
発売月は、同じく新発売のSONY α7C IIに大差をつけ初登場1位を飾るという華々しいデビューを飾りました。しかし、その後はメーカーからの供給不足が祟り、潤沢な供給を誇るα7C IIの後塵を拝する形となっていました。
2月に入りメーカーからの供給が急増、ようやくご予約されていた方全員に行き渡るようになりました。
そして3月現在では、ついに「在庫あり」表記に。いよいよこれまでの分の巻き返しを図る態勢が整いました。次回以降も期待大です。

2位には2月23日発売の『OM SYSTEM OM-1 Mark II』が入りました。
Z fの供給不足が続いていたら、あるいはZ fが普段からもっとコンスタントに供給されている機体だったら、初登場1位獲得も十分あり得たと思われます。何とも不運でした。
外観は、先代OM-1とデザイン・寸法・重量とも変わらず。ファインダー部前面のロゴが、それまでの「OLYMPUS」から「OM SYSTEM」に変更されたくらいの違いです。
ただ中身は、マイナーチェンジと一言で納めてしまうことの出来ない進化がなされています。
OM SYSTMの強みであるボディー内手ぶれ補正は、その効果をボディー単体で世界最高の最大8.5段、「5軸シンクロ手ぶれ補正」でも最大8.5段まで向上。手持ちでの撮影領域がさらに広がりました。
またハーフNDフィルター効果をコンピュテーショナルフォトグラフィ機能で再現した、世界初「ライブGND(グラデーション ND)」機能を搭載。フィルターの段数やタイプを確認しながら、効果がかかる位置や角度の調整も行え意図に合った作画が行えます。
レンズへのフィルター装着が不要なため、フィルターの取り付けられない広角系レンズ使用時にもハーフNDフィルターの効果を活かせ、風景撮影などで表現の幅を広げることができます。
マイクロフォーサーズ機はコンパクトにシステムを組める利点があります。複数のレンズを持参する際にもそれぞれの径のフィルターを用意する必要がなく、三脚すら持たなくてよいとなれば、撮影旅行での負担もかなり軽減されるのではないでしょうか。

これまで3ヶ月連続1位を獲得していた『SONY α7C II』が3位に陥落。2位にも大きく差を開けられてしまいました。
とはいえ、今回は上位2機種が特出していた結果ですので、次回以降再び首位に返り咲く可能性は十分にあります。

それより心配なのが、前回初登場5位という成績に終わったα9III、今回早くもランク外12位となってしまいました。
グローバルシャッター方式の採用など話題性は豊富だったのですが、需要に結びついていない印象です。高額ということも影響しているでしょうか。
これまでにも革新的な新機能が実際の需要に結びつかなかった例は多くありますが、評価を得るまでに時間を要した例もあります。
α9IIIが今後どのように評価されていくのか、もう少し時間をかけてみていくことにしましょう。

そして4位に、来ました『Leica Q3』!
なんとあのLeicaのカメラが4位という上位にランキング、これは事件と言ってもよいことかと。
前回8位M11-P、9位にQ3とダブルでランクインを果たし、我々を大いに驚かせてくれたLeicaですが、今回の上位進出はそれ以上の出来事です。
発売開始時はそのご予約の膨大な数から、入手に1年以上かかるのではないかと懸念されていました。ここにきて供給が大幅に増え、ご予約者全員に行き渡るのももう間もなくかというところまで。
先代の人気モデルQ2を6030万画素まで高画素化、さらに使いやすく進化させたQ3。今後も並みいる国産カメラの強豪と肩を並べる存在となり得るか、期待大です。
2月の間行われていた「Leica Boutique MapCamera Shinjuku」11周年イベントの数々も、おかげ様で大変ご好評をいただくことが出来ました。
今回Q3の4位ランクインは、そんなスタッフにとってさらなる励みとなる出来事です。MapCameraは、これからも皆様とともに大いにLeicaを盛り上げていきます。

5位に『FUJIFILM X-T5』。
長く供給不足に苦しんできましたが、やはり非常に人気の高い機種。
受注も再開され供給が安定してきたことで、常にランキング上位を狙えるようになりました。

6位に『Nikon Z8』、前回2位から順位を落としてしまいました。
ここまで供給不足が続いていたZ fの供給が増え、首位を獲得したのと交代するような形になりました。
ただ好評を博している165GB CFexpress メモリーカードプレゼントが3月31日までですから、次回はその駆け込み需要も考えられ順位を上げる可能性も高いところです。

7位は『RICOH GR IIIx』、兄弟機GR IIIとともに根強い人気を誇るコンパクト機ですが…
相変わらずの供給不足が続いている状況でしたが、なんとこの3月8日にメーカーからGR IIIシリーズの受注を一時停止するという発表がありました。
受注数が大幅に上回り生産が追いつかない状態ということで、受注再開の時期は未定とのこと。なんとも心配なことになってしまいました。

8位に『Canon EOS R6 Mark II』が入りました。
前回は同数14位にEOS R8、今回13位にEOS R10とAPS-Cサイズ機が控えてはいるのですが、Canon勢はやはりEOS R6 Mark IIの孤軍奮闘といった印象です。
前回3位になるなど一定の支持を得てはいますが、ファンとしてはそろそろ新たな話題が欲しいところではないでしょうか。

『FUJIFILM X100V』が9位に。2023年5月に8位になって以来のランクインです。
CP+2024の直前、2月20日に開催された「X Summit TOKYO 2024」で、待望の後継機X100VIの発売が発表されました。
かねてより噂は広まっていましたが、新型機が出ると分かっていてもランクインを果たすというのは、それだけX100Vに対する評価が高かったということ。
発売されている間、ずっと供給不足が続いていたのは本当に残念です。新型機の発売は3月28日となりましたが、果たして…

新品ランキングの最後は、前回と同じ10位につけた『DJI Osmo Pocket 3』。
春を迎え陽気が良くなってくるとお出かけも増え、小型ジンバルカメラの需要もさらに高まってくるかもしれません。
まだまだ根強くランキングに残っていくことを期待しましょう。

 
 

中古デジカメ2月ランキング
1位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
2位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ
3位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
4位 SONY α6400 ミラーレス一眼カメラ
5位 SONY α7RIII ミラーレス一眼カメラ
6位 Nikon Z6 ミラーレス一眼カメラ
7位 Nikon Z fc ミラーレス一眼カメラ
8位 Nikon Z5 ミラーレス一眼カメラ
9位 OM SYSTEM OM-1 ミラーレス一眼カメラ
10位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ


SONY α7III
なんとSONY勢がトップ5までを占拠! 
1位『α7III』、2位『α7C』、3位『α7IV』は、過去2ヶ月のランキングでも2位から4位までを占めていた顔ぶれで、SONYの中古商品の中でも売れ筋中の売れ筋となっています。
スタンダードクラスのフルサイズ機が、3機種の中から価格・性能・重量など自分のお財布・用途に合わせて選択できるというのはなんとも贅沢なことです。

4位『α6400』は昨年5月以来のランクインですが、こちらも現在人気のα7C IIへのお買い替えなどにより中古商品数が増えたためと考えられます。

5位『α7RIII』は、前回9位から順位を上げました。
高画素機といっても、同世代のα7IIIと現在それほど価格差がありません。先に挙げた3機の選択肢にさらに加えることができまる1台です。

これまでも強さを誇ってきたSONYの中古勢ですが、ここまではっきりランキングに表れてしまうとは思いませんでした。

何より潤沢な中古商品数に支えられています。これを覆すのは容易なことではないでしょう。当分はSONY強しの状態が続きそうです。

そのSONYになんとか食らいついているのがNikon。
6位『Z6』、7位『Z fc』、8位『Z5』の3機種を並べてきました。
こちらも新品ランキングでZ fやZ8が好調なのが要因かと。
中でもAPS-Cサイズ機のZ fcは、中古ランキングにすっかり定着した感がありますが、特にZ f登場以降好調です。
Z6やZ5、またZ6IIなどのフルサイズ機も常に10位以内に定着できれば、SONYの牙城を打ち砕くことができるのですが…

反対に前回まで2位から4位のSONY勢を挟む形で首位・5位を獲得していたRICOH GRIIIとGR IIIxは、ランキングから姿を消してしまいました。
新品の供給不足が祟り中古商品も人気が高く、中古商品の在庫がなかなか増えない状況です。

9位に『OM SYSTEM OM-1』。
2022年3月に発売を開始した機体、新型機OM-1 Mark IIが登場した月に初めて中古ランキングに名前が挙がりました。
新品ランキングの中で新型機について説明しましたが、このOM-1にももともと強力な手ブレ補正機構が備わっていますし、新機能を必要としなければOM-1でも充分と考える方は多いと思われます。
中古在庫も豊富ですので、新型機への注目が続けば順位を上げていく可能性を秘めています。

最後10位は『FUJIFILM X-S10』。
前回FUJIFILMはX-T5、X-E4、X-S10の3機種がランクインしましたが、今回は1機のみ。
X-T5はようやく供給が増えてきたこともあり新品購入に移ったと考えられます。また、X-E4は人気ゆえ品薄になっています。
X-S20が相変わらず供給不足にあるなか、X-S10のお問い合わせも非常に多く、ネットに掲載されるや売れていくという状況です。

CP+2024が開催、新型機の話題もあり会場は活況を呈していました。
そこで取り上げられた新型カメラ・新型レンズの発売も控えています。
気候も暖かくなり、桜の開花予想なども聞かれるようになりました。
今年の桜は、最新鋭の新型機で撮るか、中古でお得に手に入れたシステムを駆使するか。ご決断はお早めに!
次回のランキングもアツくなりそうです。
 
 

[ Category:etc. | 掲載日時:24年03月11日 17時53分 ]

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