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【SONY】晩春の花を撮る

春は花の季節。
梅や菜の花、桜にはじまり、チューリップ、藤、ポピー、ネモフィラなど様々な花が次々に見ごろを迎えます。
晩春にかけては色とりどりで鮮やかな花が多いので、撮っていて楽しい気分になります。

今回は、そんな晩春の花、ネモフィラをメインに撮影に行きました。

使用した機材はILCE-7M3とSEL90M28Gの組み合わせです。

私は花を撮影するとなると、SEL135F18GMとSEL90M28Gのレンズで迷うことが多いです。
今回撮影するネモフィラは小ぶりな花なので、大きく撮影できるマクロレンズSEL90M28Gを選びました。

また、ILCE-7M3には最新の機種には入っていない、ピクチャーエフェクトとHDRという機能が入っています。
この機能を使用するためにILCE-7M3を選びました。

公園を進んで行くと、見事な青い花畑が目に入ります。
この日は少し空が曇っていて、綺麗に青が出なかったのですが、HDRを使用して色を調整しました。

SONYの最新の機種には、ダイナミックレンジの調整を行う機能がDレンジオプティマイザーのみとなります。
これはカメラが画質の明暗の差を最適になるように自動補正する機能のことです。

ILCE-7M3には、Dレンジオプティマイザーの他にHDRという機能が入っています。
これは複数枚撮影して合成することにより、Dレンジオプティマイザーよりも強い効果を得ることができます。
また、ノイズが発生する心配もありません。
複数枚撮影して合成するので、動きものには使えませんが、風景を撮影する際は便利な機能です。

左がHDRをかける前。右がHDRをかけた後。

お花だけで撮影するときも、いくつかパターンがあります。

このように、1つの花にフォーカスを合わせて、背景を大きくぼかす撮影。
一番メジャーな撮影パターンです。

この撮影をする場合、SEL135F18GMのようなF値が小さく、望遠のレンズを使うと、より背景のボケを大きくすることができます。

ネモフィラの花畑にポピーが混ざっていました。
違う色の花を撮るとまた雰囲気が変わって魅力的に見えます。

マクロレンズならではの近接撮影です。
肉眼だとしっかり見ないとわからない花脈が見えて、普段の撮影とは雰囲気が変わります。

ネモフィラのように、小ぶりで密度が高く咲いてる花でできる撮影です。
露出をマイナスにして、陰になっている葉の部分を沈めると、花が浮き上がっているように見えます。

この時、周辺部にどうしても別の花や、葉が写りこんでしまうので、ピクチャーエフェクトのトイカメラを使用しました。
ピクチャーエフェクトは、様々な効果を選択することにより、より印象的な写真を撮影できる機能です。
トイカメラはおもちゃのカメラのように、周辺を暗くするエフェクトです。
この効果によって、周辺の写りこみを目立たなくして、中央の被写体を目立たせることができます。

他にも様々な効果を選べるピクチャーエフェクトは、ILCE-7M4などの最近発売された機種には搭載されていない、魅力的な機能です。

ポピーほど大きい花だと、少し離れて撮影しなければならないので、SEL90M28Gでは少しボケ感が足りないように感じます。
あとは、状態の良い花が花壇の中央にあって、焦点距離が足りないシーンもありました。
こういった場合は、SEL135F18GMや、SE70200GM2があると便利だと感じました。

今回一番SEL90M28Gでなければ撮れなかったのがこちら。
スズランは花がとても小さいので、マクロレンズでなければ撮影できなかった被写体です。

春の花は見頃を過ぎて、アジサイが咲き始めています。
カメラ片手に季節を感じる花の撮影をしてはいかがでしょうか。


[ Category:SONY | 掲載日時:24年05月15日 12時30分 ]

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