【Leica】Mと神楽坂を歩く
今回はLeica M-P(Typ240)とVoigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical VM、Summilux 50mm f1.4 ASPH. 11728の二本を携えて、初夏の神楽坂を撮り歩いてみました。
実を言うとM型ライカで写真を撮るのは久しぶりの機会で、M8やM10は使ったことがあったもののTyp240は初めての使用でした。
神楽坂のメイン通りには飲食店や陶器店が立ち並びます。日傘を差す方が印象的で撮影した一枚です。
撮った写真を見て、まず色の良さに驚きました。写真は全てJPG撮って出しですが、大変自分好みの色味です。
フィルムで撮ったようなノスタルジックさ、しっとりと落ち着いた雰囲気を感じました。
特に好きなポイントが陰影の描写です。深みのある白と黒が写真に重厚感をもたらしていると感じます。
M-P (Typ240)は2014年発売とすでに10年が経過したカメラで、2400万画素と今となっては少ないくらいの画素数ですが、全くもって不足を感じませんでした。
むしろスナップにはこのくらいの画素数がデータの取り回しを考えても丁度よく、画素数に関して改めて考えさせられました。
花街として栄えた歴史の面影を感じる石畳の道も多く点在していました。もみじといえば紅葉が定番ですが、新緑のもみじも爽やかで良さがあります。
葉の解像感と背後のボケ感がSummilux 50mm f1.4 ASPH. 11728らしい凄味を感じました。
今回はLeica M-P(Typ240)を使用してみて色の良さ等はもちろんですが、とにかく撮っていて「楽しい」と感じました。
EVFが全盛の昨今において、光学ファインダーを覗きフレーム内に収め、マニュアルフォーカスでピントを合わせて撮る。
他社のカメラにはない唯一無二の体験ができるのがM型ライカなのだと改めて感じました。