【Nikon】Z6シリーズを再考する~ マウントアダプター編 ~
Nikonから待望の新製品「Z6lll」が本日発売されました。
ニコンZシリーズのフラッグシップモデル「ニコン Z9」、「ニコン Z8」と同等の高い性能や操作性を継承しながら、世界初の部分積層型 CMOS センサーの採用など、独自の最新機能を搭載した期待の新製品。
そこで本連載ではZ6IIIの旧モデル「Z6」その後継機種「Z6ll」の魅力を再確認するとともに、オススメのレンズも紹介してまいります。
Nikonフロアスタッフが選ぶ、おすすめレンズ第5弾はマウントアダプターになります。
今回は、マウントアダプターを介して古今東西様々なレンズを装着して撮影してみます。
まずはニコンFマウントレンズをZマウントボディに装着する純正のアダプター、「FTZII」を使用しました。
レンズは「AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5G ED」です。
FマウントレンズはZマウントに比べて安価なものが多く、手軽に多くのレンズを使用することができます。
純正のため、電子接点のついたFマウントニッコールレンズであればAFやボディ内手ブレ補正も使用可能です。
マウントアダプターを介さずに使用しているのと同じような感覚で、往年の様々なレンズを使用できます。
また、ニコンFマウントのオールドレンズも同様に使用可能です。
使用したのは「Nikkor-S Auto 35mm F2.8」。ニコンFの発売と同時期に発売されたレンズで、発売から65年の時を経てもなお光を導き続けています。ミラーレス一眼でも現役のレンズ、まだまだ活躍してくれそうです。
続いては、M42マウントアダプターを介して「Super-Takumar 55mm F1.8」を使用しました。
オールドレンズの定番と言えるレンズです。
Zマウントはオールドレンズとの相性も抜群。
画作りに癖がないのでレンズの性能をダイレクトに受け取ることができ、またセンサーのカバーガラスが薄いため、色被りも起こりにくいのも嬉しい点です。
ボディ側でレンズ情報を手動設定することで、ボディ内手ブレ補正も使用可能です。
なお、レンズ情報は20本まで保存可能です。
最後に使用したのは、歴史に残る銘玉「Leica Summicron 5cm F2」。初代の沈胴鏡筒です。
アダプターは、SHOTENから販売されているヘリコイドアダプターを装着しました。
レンジファインダー用レンズの「寄れない」という弱点を補ってくれます。
モノクロモードで撮影するのもよいです。
オールドレンズを使っていると、ついモノクロで撮影したくなる瞬間が存在します。
ピントがきちんと合わせられていませんが、これも思い出でしょう。
Zマウントの魅力の一つに高性能なZレンズが使用できる点がありますが、敢えてZレンズ以外で撮影を楽しむのもよいものです。
往年の名レンズが使用できることで、Z6の魅力は何倍にも高まります。
あなただけの組み合わせを探してみてはいかがでしょうか。
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