ついにFUJIFILMより、コンパクトな高画素機「X-T50」が発売されました。
そんなX-T50に合わせたいおすすめの単焦点レンズを連載形式でご紹介いたします。
今回ご紹介させていただくのは、「XF16mm F2.8 R WR」です。
今回ご紹介する「FUJIFILM XF16mm F2.8 R WR 」は画角は35mm換算で24mm相当に当たるレンズです。
かなりの広角にあたるレンズと言っていいと思いますが、とてもコンパクトな形状になるので
FUJIFILMのスリムなボディにはフィットするレンズかと思います。
また、特にこの時期に心強いのは「WR」です。
Weather Resistant を表していて、レンズにシーリングを施し、埃や水滴に進入を抑制したレンズです。
少々の雨や埃の多い環境でも安心して使うことができると紹介されています。
今回、訪れたのは「宗吾霊堂」、正式名称は「鳴鐘山東勝寺」といいます。
ちなみに初詣で有名な「成田山新勝寺」は「東勝寺」より新しい寺なので名づけられているそうです。
千葉県民ならば歴史の授業で習うであろう「義民 佐倉宗吾伝」
古くは、てまり歌として歌われている歌詞に出てくる「佐倉の宗五郎」で有名な古刹です。
「佐倉」とうたわれているのですが、実は成田市にあったりします。
当時の佐倉藩に属していたことによります。
こちらの宗吾霊堂大本堂裏手には、7,000株を数える広大なあじさい園があり、「宗吾霊堂紫陽花まつり」が開催されていたので
雨の中ではありますが撮影がてら足を延ばしてみました。
この時期の花々は雨が良く似合うこともあり、雨が降り続く状況でも訪れる人がいます。
私が訪れた際も、多くはないのですがアジサイを見に来ている方が複数見受けられました。
こちらのレンズは155gの小型軽量でありスナップや風景を撮影するのにはとても取り回しもよいので
思い切って近づけて撮影するのにもむいています。
開放で撮影しても精緻でありながらも柔らかく立体感のある写りが得られるかと思います。
ボケもうるさくなく、なだらかで自然な描写が得られます。
絞った状態で広めに景色を撮影してみても、精緻に引き締まるような描写が得られるので
全景をおさめるのに用いても、寄せて撮影しても良好な画質の得られるレンズといえるかと思います。
初めに撮影した山門や寺社の建物などは、広角を活かし全景をおさめることも可能ですが
建物に正対した構図の場合など、やはり多少の歪曲が目立つ面もあるので、
撮影する際の構図には注意することも必要になる画角といえるかと思います。
ただ、この超広角を活かして被写体を強調する構図を探してみることも、このレンズの面白さを引き出せると思います。
今回使用した機体は「X-T2」クラシッククロームにて撮影しております。
彩度が低くコントラストが若干高めになります。
重厚感のある雰囲気が得られるので雨の日の寺社仏閣などにもあっているかと思います。
高い解像性能と防塵・防滴構造を実現した広角レンズであり、最短撮影距離17cmとかなり近づいて撮影が可能なレンズなので
ボケの効果を出しにくい広角のレンズであっても楽しめるかと思います。
なによりコンパクトで携行性に優れ、取り回しの良いこの「XF16mm F2.8 R WR 」は
フジフィルムのコンパクトなボディの「X-T50」には最適のレンズの一つとしてお勧めしてよいかと思います。
ご検討されてみてはいかがでしょうか。
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今回は、「FUJIFILM XF16mm F2.8 R WR 」をご紹介いたしました。
次回もお楽しみに。
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