【SONY】α7CIIと初夏を鮮やかに表現する「レンズ」に夢中!
マップカメラの30周年創業祭がついにスタート!お客様からご愛顧をいただき、今年で30周年を迎えることが出来ました。
2024年は「夢中」をテーマに、スタッフがいま夢中になっている「モノ」「コト」を紹介いたします。
スタッフそれぞれがブログの中に創り上げる「夢中」をこの夏はお楽しみいただければと思います。
さて、筆者の夢中といえば『SONY α7CII』にとあるレンズを装着することがマイブーム。そのレンズとは「SONY Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z」で、2013年に発売されたSONY純正のカールツァイスレンズとなり初代α7と同時にリリースされたフルサイズのEマウントに対応した広角単焦点レンズです。
当時は発売日に購入したものの、マニュアルフォーカスの操作感が好きな筆者はマウントアダプターに「Carl Zeiss Planar T* 50mm F2 ZM」を装着しての撮影が中心。ほとんど使うことなく眠っておりました。
2024年と発売から10年以上が経過した今。ふと最新モデルに装着して撮影をしてみると・・・
最新型センサーの性能を余すことなく表現するその実力、生き生きとした描写性能の愉しさに驚きを隠せませんでした。
初代α7を購入したあの日。SONYのメリハリのある描写性能と、カールツァイスレンズならではの発色豊かで透明感のあるヌケの良い描写が実に楽しかったことを覚えてはいましたが、発展途上にあった当時のAF性能ではピントを外すことも多かったのも事実。マニュアルフォーカスに切り替えてもマニュアルフォーカスレンズのようなしっとりとしたピントリングの操作フィーリングも望めない。
ならばマウントアダプターでライカMマウントのレンズに!と決断に至ったわけです。
あれから10年。驚くほど進歩したSONY α7CIIのオートフォーカス性能、ピント補正することなく意のままに素早くピントが決まる。カールツァイスレンズの描写がカメラ任せで思う存分満喫できるのですから魅力的な存在であることは言うまでもありません。なぜ今まで防湿庫で放置していたのでしょう。
そんな後悔と、ワクワクを胸に初夏の軽井沢へ撮影に出向きました。四季折々の美しい風景が楽しめるこの場所ですが5月~6月が最も緑が美しく良い写真が撮影できる季節です。
緑豊かな別荘地を歩いているとノビノビと育つシダや、紫陽花が目にとまります。
木漏れ日と風に揺られる植物を絞り開放で撮影。ゾナーT*レンズがもたらす画面全体の高いコントラストを感じさせる描写ですが、前ボケ後ボケ共に実に自然な表現力をもっていることがお分かりいただけます。
カールツァイスレンズを手にすると撮りたくなるのが水面の写真。敢えてPLフィルターなどは装着せずに、透明感と反射の美しさを露出を工夫して表現する。上の写真は露出をアンダー補正、水の中の紅葉したもみじにピントを合わせました。下の写真は新緑の映り込む池をプラス補正、波紋にピントを合わせ動きのある雰囲気を演出。他のレンズには出すことが難しい世界観を表現することができます。
有効約3300万画素のフルサイズイメージセンサーとの相性も良く、色調をビビットに振っても、ニュートラルに振ってもコントラスト豊かで隅々まで解像感あふれる描写をしてくれるレンズであることが良くお分かりいただけると思います。
さて、3時間ほど撮影していたので小休憩。緑に囲まれた地元の方々に人気のレストランへ。
テーブルフォトの使い勝手はどうでしょう。35mm画角で最短撮影距離 0.35mと接写性能はやや不得意な印象ではありますが、こんな時は「クロップ」を使いましょう!温野菜とクラムチャウダースープのロールキャベツという身体のことをとてもよく考えられたメニュー。絞りをF4程度まで絞ることで立体感が出るよう撮影しています。
旅行や日常のスナップなど幅広いシーンで活躍するα7Cシリーズの第2世代モデル『α7C II』。フルサイズの有効約3300万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R(R)と、最新の画像処理エンジンBIONZ XR(R)を搭載することで、高い描写性能を実現!約 514gとかつてないほどの軽量コンパクトを実現しています。
今回使用した「SONY Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z」も重量 約120gとなり、ボディとレンズを組み合わせても約 634gとフルサイズセンサーと高性能レンズの組み合わせとは思えないほどの軽さを実現しています。
今回は日帰り旅となりましたが、1日肩からカメラをぶら下げていても疲れ知らず。
この軽さだからこそよりアクティブに行動できるのも嬉しい組み合わせです。
最後は東京に戻り、街中でスナップ!
ナイトスナップだとF2.8はやや暗めな印象を受けますが、ちょっとした明かりがあればピント位置を気にせずサクサクと片手で撮影できるのもまたこの組み合わせの良いところ。まるでRICOH GRIIIⅹのような気軽さで扱える1台です。
筆者はLeicaやFUJIFILM、Panasonicをメインに愛用しておりましたが、改めて「SONY×カールツァイス」の奥深い魅力に夢中になってしまいました。
夢中になることは人それぞれ、スタッフの”夢中”をご紹介するブログシリーズ、次回もぜひお楽しみに。