2024年のCP+で話題となったThypoch(タイポッシュ)
そんなThypochが現在ラインナップしているレンズは以下の3種類あります。
Simera 28mm F1.4
Simera 35mm F1.4
Eureka 50mm F2
今回はEureka 50mm F2をLeica M10-Pに装着して試してみました。
まずは外観から見ていくとしましょう。
Eureka 50mm F2は沈胴式のレンズとなっており、伸ばしてもコンパクトですが沈胴させるとさらにコンパクトになる点が特徴です
また、注目してもらいたいのはサイズだけでなくその重量です。
Eureka 50mm F2の外装はシルバーアルミニウムでできていて重量は脅威の120g。
さらには耐久性と耐腐食性を強化するアルマイト処理されているので携帯性も耐久性も抜群といえるでしょう。
付属品には鏡筒と同じ素材のレンズフードとUVフィルターがあります。
どちらも装着方法はねじ込みではなく脇についているネジを絞めて固定するタイプです。
Leica M10-Pに装着するとこのような感じになります。
クラシカルなM10-Pによく似合っておりカッコいいです。
では、この組み合わせで撮影してきた写真をご覧ください。
※撮影後にAdobe Lightroom Classicで編集しています
F値を8に絞ってビルを撮影してみたら驚きの解像感。
重量が軽いので何となく写りも軽いのかな、、、と思っていたらいい意味で裏切られました。
偶然ビルの真上に飛行機が通りましたが、ビルだけでなく飛行機の解像感も申し分ないと感じました。
F値をF8にしパンフォーカスで撮影してみました。
モノクロでの表現がよく合うレンズです。
見た目もクラシカルなのでモノクロで撮影していると何だかしっくりきます。
このレンズに限った事ではありませんが、やはり50mmのレンズは使いやすいです。
得意不得意は人それぞれですがビギナーの方にも是非「初単焦点レンズ」「初マニュアルフォーカスレンズ」として選んでいただきたいと思います。
さて、ここまで解像感について触れてきましたがボケ感はどうでしょうか。
最小のF値はF2のレンズなのでF1.4やF1.8のレンズに比べると劣るのではないだろうかと心配になるかと思いますが心配は無用。
とても綺麗なボケ感を見せてくれました。
玉ボケはレモンのような形になっていますが筆者は少しザワザワとしたボケ感が好きなのでグッドです。
見た目がユニークなレンズをつけていると写真の写りだけでなく、レンズそのものを操作する楽しみが生まれます。
心なしかいつもよりも被写体を見つけるのが上手くなっていく気がします。