マップカメラの30周年創業祭も中盤に差し掛かります。花火に、お祭りとイベント目白押しの夏本番を迎えています。
マップカメラではこの夏「夢中」をテーマに、スタッフがいま夢中になっている「モノ」「コト」を紹介いたします。
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「夢中」
筆者が夢中になっていることは望遠レンズでモータースポーツを撮影すること。
もともとは観戦がメインでサーキットに行っていましたが、いつの間にか観戦から撮影がメインになってしまっています。
※2024年シーズンに撮影を行っていないものもございます。
Nikon D4 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA TC-1401
絞り:F18 / シャッタースピード:1/160 / ISO:400
Canon EOS-1D X Mark III + EF600mm F4L IS III USM
絞り:F20 / シャッタースピード:1/30 / ISO:100
Nikon D6 + AF-S NIKKOR 600mm F4E FL ED VR + AF-S TELECONVERTER TC-14E III
絞り:F10 / シャッタースピード:1/100 / ISO:100
以前は動体が得意な一眼レフカメラで撮影をすることが多かったのですが、最近はミラーレスカメラを使用し楽しむことが多くなってきました。
Nikon Z9 + NIKKOR Z 600mm F4 TC VR S
絞り:F4 / シャッタースピード:1/800 / ISO:450
Nikon Z9 + NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S
絞り:F13 / シャッタースピード:1/40 / ISO:64(DXモード)
SONY α1 + SIGMA マウントコンバーター MC-11 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4 / シャッタースピード:1/40 / ISO:160
一眼レフ機の心地良いシャッター音を聞きながら撮影を楽しんでいた筆者からすると、ミラーレスはシャッターを切っている感覚がなく、少し寂しさを感じますが、それでも筆者がミラーレスにシフトした理由はピントの合う具合が自分に合っているからです。
レフ機にはレフ機の良さ、ミラーレスにミラーレスの良さがあるので、機材選びもモータースポーツ撮影の楽しみの一つかもしれません。
さて話を「夢中」に戻します。
ミラーレスカメラで撮ることが多くなってきた今、特に夢中になっていることは動体に特化したミラーレスカメラ以外でモータースポーツ撮影をすることです。
Nikon Z f + NIKKOR Z 400mm F2.8 TC VR S
絞り:F4 / シャッタースピード:1/8000 / ISO:1400
Nikon Z f + NIKKOR Z 400mm F2.8 TC VR S
絞り:F32 / シャッタースピード:1/30 / ISO:320
上記2枚はNikon Z fで撮影を行いました。
クラシカルなデザインのZ fでモータースポーツ撮影のイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
ですが、このカメラでも被写体検出を「車」に設定しておけばしっかりとレーシングカーを認識しピントを合わせることが可能です。
スナップ撮影をするだけではなく、動体撮影に使用してみても非常に楽しいカメラです。
またある時は中判カメラで撮影することもあります。
今回撮影に使用したのは1億2百万画素高速センサーGFX100II。画素数だけ聞くと動体撮影はなかなか難しい予感がしますが、それがまた良いのです。(被写体検出AFは「車」を選択し撮影を行いました。)
FUJIFILM GFX100 II + フジノン GF500mm F5.6 R LM OIS WR
絞り:F8 / シャッタースピード:1/80 / ISO:80
FUJIFILM GFX100 II + フジノン GF500mm F5.6 R LM OIS WR
絞り:F8 / シャッタースピード:1/100 / ISO:80
GFX=連写が難しいイメージをお持ちかもしれませんが、こちらの機種は高速連写性能・高速AFということで、サーキットでも安心して撮影ができました。連写性能も※8.0コマ/秒とそこまでストレスを感じる連写性能ではありません。(※メカシャッター選択時)
GFXの高画素・高画質を連写をして楽しめるのは非常にワクワクしました。
しかしながら1億2百万画素という高画素機であるため、撮影する場所は少し工夫しなければならないと感じました。
最後は発売したばかりのZ6III。
どのくらい動体撮影ができるのか未知数ではありましたが、シャッターを切った瞬間その不安は吹き飛びました。
Nikon Z6III + NIKKOR Z 600mm F4 TC VR S
絞り:F22 / シャッタースピード:1/100 / ISO:400
Nikon Z6III + NIKKOR Z 600mm F4 TC VR S
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000 / ISO:400
前モデルのZ6IIも基本メカシャッターであれば動体も安心して撮影ができましたが、Z6IIIは電子シャッターでも何か工夫しながら撮影しなくても問題がありませんでした。ローリングシャッター歪みが出ないわけではありませんが、気になるほどではなく、電子シャッターで動体撮影が楽しめます。連写をしてもバッファー容量が多く連写をしてもストレスがありませんでした。
Z6IIIは動体撮影をしたい方の新たな選択肢になりそうです。
うまく撮影ができるのかヒヤヒヤしながら撮影するのが筆者の「夢中」になっていることでした。
スタッフの”夢中”をご紹介するブログシリーズ、次回もぜひお楽しみに。
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