【白黒写真】光と影、原点回帰
マップカメラの30周年創業祭がはじまりました!お客様からご愛顧をいただき、今年で30周年を迎えることが出来ました。
この夏は「夢中」をテーマに、スタッフがいま夢中になっている「モノ」「コト」を紹介いたします。
今回の「夢中」は白黒写真です。
筆者が白黒写真に夢中になったのは、期限間近で安売りされていたモノクロフィルムをカラーフィルムだと勘違いして購入したのがきっかけです。
モノクロフィルムだと気が付いたのは、撮り終えてフィルムを取り出した時でした。その当時はへこみましたが、現像からフィルムが戻って来て写真を見た時は驚きました。
白黒写真はカラーとは違う空気感を捉え想像力を掻き立てられる事を知りました。
※こちらの二枚は例のフィルムで撮影したものになります。
今回はモノクロ専用機2機種を使用して写真を撮ってきました。
まず最初にPENTAX K-3 Mark III モノクロームで撮影した作例をご紹介いたします。
PENTAX K-3 Mark III モノクロームは国産唯一のモノクローム専用のC-MOSセンサーを搭載したカメラです。
モノクローム専用のセンサーを採用することで、カラーからモノクロに変換する際の補間作業がない分、ダイレクトな情報を反映することができます。より豊かな諧調や繊細な表現、より優れた解像力を持ったモノクローム表現が可能です。
今回の撮影では、PENTAX HD DA35mm F2.8 Macro Limitedのレンズを使用しました。
本レンズは35ミリ判換算53.5mmと使い勝手のよい焦点距離のレンズとなっており、非常にコンパクトな点でもスナップに向いているレンズと言えます。
またマクロ性能も非常にパワフルで、カミソリに例えられるほど切れ味抜群の描写性能を持っています。
ボディ内手振れ補正を搭載している本機でオールドレンズなどでも使ってみたいと感じました。
次にご紹介するのはLeicaのQ2モノクロームを使用した作例です。
フルサイズコンパクトデジタルカメラQ2のモノクロ専用バージョンです。
レンズはズミルックス f1.7/28mm ASPH.と非常に高性能なレンズを搭載。
また、Q2と同様にほこりや水滴の侵入を防ぐ保護シーリングを施し、IP52相当の防塵・防滴性能を実現しており、スナップ中に突然の雨に見舞われても安心です。
今回の作例は京都で撮影しました。
賀茂川と高野川の合流地点を訪れました。ギリシャ文字のΔに見えることから鴨川デルタと呼ばれ親しまれている場所です。
連日の猛暑ということもあり、川遊びをする人も多くいらっしゃいました。また川沿いを散歩する人、木陰で休む人、思い思いに鴨川を楽しんでいます。
京都に行くなら春か秋という方が多いかとは思いますが、夏の京都も非常にオススメです。ただ熱中症対策は必須ですのでお忘れなく。
間違えて買ったフィルムきっかけということで、決して恰好の良いきっかけではありませんが、モノクロで写真を撮り始めたことで、カラーの写真もより楽しめるようになりました。
色という要素が無いことである種の悩みがない状態で撮影することができると思っています。
光と影を写し取る。写真の原点、白黒写真に触れていただければと思います。
このブログをきっかけに皆様も白黒写真に興味を持っていただけると幸いです。
夢中になることは人それぞれ、スタッフの”夢中”をご紹介するブログシリーズ、次回もぜひお楽しみに。