「L-mount アライアンス」は2018年に発表され、現在8つのメーカーが参加しています。
今回は「L-mount アライアンス」2社の製品、「Leica APO-SUMMICRON SL f2/50mm ASPH.」を「SIGMA fp」に装着し撮影をしてみました。
ミラーレスカメラ用のLマウント規格を搭載している他社製品であれば、自由に組み合わせることができる画期的なシステム。
描写力、静音性に大変優れていることで有名のこのレンズと、他社のLマウントボディとの相性がとても気になるところです。
まず一番の不安要素であったボディに対しての重量と大きさについては、普段使用している50mmレンズよりは重さ、大きさはありますが、
想像しているよりも気にならず、まとまりが良い印象でした。
しかしコンパクトなボディが魅力である「fp」ユーザーとしては、いかに嵩張らず、持ち運びのしやすさを重視したいところ。
長時間の撮影に適しているか1日使用してみることにしました。
LeicaのLマウントレンズは初めて使用したのですが、光やコントラストの柔らかさ、フォーカスの静音性とピントの速さに驚きました。
また、防塵・防滴構造を採用しているので、気温の高さや、湿風・砂埃にも影響を受けず撮影することも可能となり、
夏の暑い日差しがあっても反射が気にならず、フレアやゴーストもみられません。
もう一つ気になっていたfpシリーズのカラーモード 「モノクローム」とのLeica レンズの相性です。
髪の毛の質感、着物の柄や帯のデザインが立体感を損なわず表現されています。また花火の煙の空気感がとても気に入りました。
今回の旅行では、1日このレンズしようしていても負担にならず撮影を楽しむことができました。
また「fp」のカラーモードとの組み合わせもはまり、より表現の幅が広げることができますので相性も抜群です。
特にビシっと決めたいときに使用するレンズとして最適かと思います。
また、モノクロ撮影の楽しさを再発見させてくれたことや、また映画のワンシーンのような雰囲気もまとっているので、
動画撮影にも挑戦してみたいと感じました。今後、他の「Lマウント」での組み合わせでも撮影してみてご紹介できればと思います。