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【Nikon】望遠レンズをその手に。~NIKKOR Z 180-600mm〜

【Nikon】望遠レンズをその手に。~NIKKOR Z 180-600mm〜

スポーツ会場やイベント会場でスタッフが使用しているのを見かける望遠レンズ。
大きく太いその容姿から時には「バズーカ」と呼ばれることもあります。
店頭でご案内していても「プロの人が使うんでしょ?」といったお声を頂戴することもあります。

いいえ、そんなことはありません。

今では望遠レンズもバラエティが豊富で、ズームレンズから単焦点レンズ、小さいものから大きいものまで様々なレンズが登場しております。
ぜひ、望遠レンズを手にして、まだ見ぬ世界を覗いてみていただければと思います。

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今回ご紹介するのは、念願の登場となったNikon『NIKKOR Z 180-600mm F5.6-6.3 VR』です。

2019年10月に超望遠ズームの存在がZマウントレンズのロードマップに登場してから早4年程。
その間、様々な情報を集めながら、望遠レンズは出るけれども400mmでは足りない、
そうかと言って、単焦点レンズは価格も大きさもかけ離れていて手軽に扱うには手が出ない。
その様なことを思いながらこの4年間このレンズの登場を首を長くして待ち続けた方も多いのではないでしょうか。
私自身もその1人で、これほど待ち焦がれたレンズも初めてではないでしょうか。

今回ワイド側が180mmスタートとなった為、中望遠~望遠を繋ぐレンズとしてご使用いただけるようになったかと思います。
しかし今回はやはり望遠レンズという事もあり、望遠側600mmに注目していきたいと思います。

撮影はNikon『Z8』を用いて行っております。

この焦点域となりますと彷彿させるのは『AF-S NIKKOR 200-500mm F5.6E ED VR』。
そこから広角側にも望遠側にも距離を伸ばした使い勝手の良いレンズとして本レンズは登場いたしました。

三脚座リングを含む重さは約2140g。600mmをカバーするレンズにしてはとても軽量で三脚や一脚を使用せずとも容易にカメラを構えることが可能です。また、「インターナルズーム機構」の採用によりズーミングによる重心移動の少なく、全長も変化しないので取り回しのしやすさは随一です。歩いていると突然姿を現すキツネもこのレンズを携えていればさっと取り出し、その姿を写真に残すことが出来ます。

もちろん焦点距離だけではありません。AFの能力もNIKKOR Zのレンズにそぐわしい性能をもっております。望遠端の600mmであっても『Z8』に搭載されている鳥AFにしっかりと追従し続けています。また、画面を横切るような横方向の動きだけでなく被写体がこちら側に向かってくるようなシーンでも被写体認識が働き、ピンが抜けることなくAFが合焦していました。

さて、野生動物の撮影において撮影距離と焦点距離は重要です。
もちろん警戒を解かせたり、警戒をかいくぐって接近して撮影することも場合によっては可能です。
しかし、撮影を行いたいが否が応でも距離を取らなければならない動物も中にはおります。
今回はその中でもヒグマの撮影を試みました。

体長は200~230cm、体重はときに300~400kgにもなるエゾヒグマ。陸上の野生動物では国内で最大です。草や木の実を主に餌としますが時にはシカ等の動物や昆虫なども食べます。そしてサケの遡上シーズンになると岸辺で捕食するシーンも見られます。写真からもわかる通り、大きな身体の指先には鋭く伸びた爪があります。これを使って険しい崖や木に登ったり、狩りに使用したりします。当然これで襲われたら、と思うとひとたまりもありません。そのため、今回は洋上から小型ボートで岸辺まで近づきヒグマに影響を与えず安全な間合いで撮影しております。なので必然的にレンズで距離を調整せざるをえないわけです。

秋口に上ってくるサケは、冬眠前の貴重なたんぱく源。しかしこの年はサケの遡上が例年より遅れていたようで、満足に餌が取れず瘦せている個体も多く見られました。それでも雄雌の成獣だけでなく、子育て中の親子なども見ることが出来、自然の雄大さを肌で感じることが出来ました。

『NIKKOR Z 180-600mm F5.6-6.3 VR』はテレコンバーター対応のレンズ。Z TELECONVERTER TC-1.4x/2.0xを使用することでその焦点距離を最大1200mmにまで伸ばすことが可能です。ここまで被写体を寄せることができると迫力ある大きさで写真に収めることができます。またテレコンバーターを使用しない場合でもZシリーズの上位機種『Z9』『Z8』は 4571万画素のセンサーを採用しているので、カメラ内のDXクロップ(1.5倍クロップ)を使用しても、19.4M画素を確保できるので十分に選択肢の一つになります。そのため、Z TELECONVERTER TC-2.0xを使用しつつDXクロップを併用することで、最大1800mm相当の画角をカバーすることが可能となります。レンズ、テレコンバーターの着脱が頻繁にはできない環境、自由に間合いを詰められない環境では、その幅広いズームレンジは最大の味方となります。

エゾナキウサギは体長わずか15~18cmほどのナキウサギ科に属する小型の動物。高山帯のガレ場(岩場)に生息し、岩場によって作り出される低温環境が棲息の条件となっています。ガレ場を住処としますが現れる場所は神出鬼没。岩の合間を縫って外の様子を伺います。なので、姿や鳴き声がしたらすぐさまレンズを向けなければその姿を捉えることは困難です。

ズームリングの回転角はわずか70°。カメラとレンズを手持ちで撮影する際にも片手で簡単にズーミングを行う事が出来ます。また、AF機構にはSTM(ステッピングモーター)が採用されており、高速かつ静粛にAFが駆動するので野生動物を刺激せずに素早くフレーミングが行えます。

それでいて強力な手ブレ補正も内蔵しておりますので望遠撮影時においても安定した撮影が可能です。

600mm域をカバーするレンズながら驚きの価格となった本レンズは、非Sラインとはなりますが描写性能の高さで評判のNIKKOR Zのレンズ。元々の性能が高いので非Sラインだからと気にする事は無いように思えました。進化を遂げるNikon Zマウントカメラボディに合わせるならピッタリのレンズです。その機動力、性能の高さは他には無い気持ちよさがあります。

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普段届かない距離をもグッと引き寄せる望遠レンズ。
遠くの被写体も写真内に大きく撮影することが可能です。
普段使い、とはなかなか難しいですが、何も特別では無い望遠レンズ。

ぜひ貴方の手にも、望遠レンズが届きますように。

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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年08月25日 15時00分 ]

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